セリーヌ
昨夜はセリーヌ・ディオンのショーを観ました。いま彼女のショーはラスベガスでもっとも入手困難なプラチナチケット。通常は3ヶ月前まででないと買えませんが、今回はネバダ観光さんの特別ルートから入手したセリーヌのVIPクラブメンバー専用シートで座席は前から4列目という信じられない座席でした。セリーヌの汗からウインクまで目の前でみることができました。彼女の歌、踊り、トーク、演出など、あまりにも感動的でラスト手前では不覚にも泣いてしまいました。彼女の素晴らしさはスーパースターでありながら、聴衆の前ではとてもシャイであること。ファンと一体化したステージは彼女も聴衆もお互いに立ち去りがたいという雰囲気がありました。彼女の歌唱力の素晴らしさだけでなく、彼女自身の魅力にひかれるファンも多いと思いました。ショーの本場ラスベガスで彼女は新しい伝説を作りつつあります。
ネバダ観光(株)社長の桜井英樹さんという男性
昭和36年10月26日東京世田谷生まれ 41才。もともと何でも自分でやってみたいタイプだったそうです。最初はアメリカという国や、アメリカ人にあこがれ、18才で単身ニューヨークに。日本の旗をアメリカで広めてやろう、そのためには自分が成功して日の丸をあしらった自動車に乗るんだ、という気持ちでやってきたそうです。ニューヨークで3年半過ごしたあと、ハワイで旅行のアルバイトをしつつ観光学を勉強。その後、84年ロサンゼルスに移り、89年からはサンフランシスコで生活。旅行ビジネスの基礎を固めました。93年以降、ラスベガスでの旅行手配の仕事が増え、サンフランシスコからの移住を決意。
「24時間眠らないこの街に来ただけで自分が元気になるのがわかった」と95年末にネバダ観光株式会社を設立。現在にいたります。
こちらにきて8年、旅行業としての経営を安定させた今、次のステップとして日本とラスベガスとの架け橋になって日本経営者にがんばってもらいたいと願っているときに「がんばれ社長!」と出会ったそうです。
桜井社長との一問一答
Q:この街に来るとどうして元気になれるのですか?
A:ここは24時間をフルに生かせる街なんです。食事や遊びだけでなく夜中の1時や2時は平気でビジネスタイムなのです。体 力と気力さえあれば自分を鍛え、成長させる最高の環境がここにはあるので、ベガスにいるだけで元気になれるのです。
Q:ラスベガスが日本企業にとって進出のチャンスだと思う理由は何ですか?
A:日本企業がラスベガスに進出するちょっとしたミニブームはすでにありました。やがてそれらは下火になり、2001年のテロ によって消えてしまったといういきさつがあります。
Q:もうすこし詳しく説明して下さい。
A:97年から99年にかけて大手旅行社がラスベガスキャンペーンをやるなどしてカジノ以外の日本人観光客を一気に増やした頃 がありました。その頃にこちらでビジネスを始めた方の多くは比較的簡単に成功されました。旅行ガイド業や不動産業など、 元手をそれほど必要としない事業を中心にたくさんの日本企業が参入してきました。
しかし、99年後半からは過剰投資や、安易なビジネスへの取り組みなどでミニバブルが崩壊し、ブームに乗っていただけの 会社の多くが淘汰され、わずかな本物企業だけが残る形になったのです。
Q:なるほど、そうした歴史があるなかで今再び進出のチャンスだと思うのはなぜですか?
A:今この街をひとことで表現すれば、「ゴールドラッシュが始まった」という段階でしょう。例をあげれば、この街は日本食レ ストランやラーメン屋など飲食サービス業の競争が少ないのです。韓国や中国の人たちががんばって寿司を麺類をやって成功 させているに過ぎません。不思議に日本人の参入比率が低いのです。日本人のお客も納得させるような味やサービスを提供で きれば、こちらでも必ず成功すると思います。
Q:こちらのほうが成功しやすいということですね
A:どこにいても成功するのは簡単ではないと思いますが、チャンスが多いのは間違いありません。それに人口や市場が伸びていますので可能性がたくさんあります。激戦の日本で勝負するのも良いのですが、飛行機で飛んでくればアッという間のこの街は魅力が多いのです。
Q:飲食・レストラン業以外ではどんな業種にチャンスがあると思いますか?
A:たくさんあります。
・自動車整備業・こちらは車検がなく、整備メンテナンスにお金をかける。修理、整備、板金、塗装のほかに、しっかりと改 造車が作れる会社はヒットするでしょう。
・ホテル業・・中心地から一時間強離れた小さな街に、天然温泉がわき出る土地にカジノ営業権がついて7千万で売りに出て います。この話そのものも魅力がありますし、日本の文化や感性が高く評価されていますので、それをいかしたホテル旅館 事業をすれば成功すると思います。
<その他まだまだありますが、明日に続く>
旅行記
1.グランドキャニオンど感動です。やんちゃ盛りの小中学生とおぼしきアメリカ人の子供もこの神の造形美の前には言葉をうしなっていました。何時間みていても立ち去りがたい無言のひとときをすごせました。
2.出かけるときには忘れずに
パスポートとトラベラーズチェックをこともあろうにグランドキャニオンのロッジに置き忘れているのに気づきました。すでに車で5時間離れたラスベガスで夕方6時にそれに気づいたのです。しかし、ネバダ観光の日吉さんの離れ業のおかげで翌日の正午には私の手元に戻りました。グランドキャニオンと同じくらい感動しました。
3.家を買うということ
そのネバダ観光の日吉さんはアメリカに来て11年め。ベガスには3年住んでいますが、今年1月念願の家を買いました。2500万円で敷地面積60坪、建坪40坪、4ベッドルームという家ですが、購入以降毎月千ドルの値上がりをしているそうです。すでに6千ドル値上がりした事になります。住みながら家が値上がりするという現象はロサンゼルスやサンフランシスコにもありますが、新築が2千万円代から買え、それが値上がりするという現象はラスベガスならではです。