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まえがき

「がんばれ社長!」読者の皆様へ。お詫びとお願いです。

今日(6/16)中に書き上げなければならない本の原稿のために、金曜日以降、たった今までほとんど全時間を執筆にあててきました。でもまだ75%という状況で大ピンチです。それほど今度の本は、わたしにとって「力作」なのです。

そんな状況ですので、今度の本のまえがき部分を使用することで、本日号のメルマガ原稿に充てたいと思いますがいかがでしょうか?
読者の皆さん、明日香出版さん、ご容赦下さい。

まえがき

熱い経営を実現するための「夢中力」

夢中になれるのも実力のうち

プロ野球の「ミスター」こと長嶋茂雄・元巨人軍監督が現役時代をご存知の方は、彼が素晴らしい記憶を私たちに残してくれたのを覚えておられるはずです。
また、それだけでなく、たくさんの逸話も残してくれました。ホームランを打った嬉しさのあまりベースを踏み忘れてアウトになったり、夢中になって前の走者を追い越してしまったり、自分の子供を球場に置き忘れてきたり・・・。こうした、一般人ではありえないようなことをやれるのは、彼の才能の一部だと言えるかもしれません。
それは、夢中になれる力、つまり「夢中力」とでもよぶべきもだと思います。「夢中力」には持って生まれた遺伝的性質も影響しているでしょうが、後天的に開発できる部分も多いはずです。
歴史上の人物をみても、織田信長や豊臣秀吉、坂本竜馬、外国ではアインシュタイン、エジソン、ベンジャミン・フランクリンなどは先天的な夢中力をもっていました。なぜなら、彼らは幼少時代から普通ではない個性でもって親や先生を困らせています。

また、吉田松陰や高杉晋作などのように、幼少時代はきっちりと型にはまった優等生であっても、成人してからは発狂したかのように「夢中力」を身につけた先人がいます。

彼らはもって生まれた性格ではなく、志をもつことや自分の人生の方針を固めたときにまるで別人かのように勇敢な行動を起こし、疾風電雷の働きをしました。
先天的であれ後天的に開発したものであれ、夢中になれる力はリーダーにとって大切なものです。

この本は、経営者やビジネスリーダーが夢中になるということを目指して「朝10分 熱い経営実現シート」と名づけました。この本で皆さんにお伝えしたいことは二つあります。
ひとつは、あなたも経営に夢中になりましょう、ということです。そのための刺激的な85の名言と解説を用意しました。もうひとつお伝えしたいことは、夢中になるために上手な自己対話能力を持ちましょう、ということです。あなたが上手な自己対話ができるように、各テーマごとに質問を用意しました。これに直接回答するも良し、関連する質問を自問自答するも良し、自己対話能力を磨いていただくことが本書の大切な主眼です。

上手な自己対話ができるようになると、頭の中がいつも整理され、集中力が出てきてやる気が湧いてきます。上手な自己対話が出来なかったり、そもそも自己対話の時間すら確保していないと、目先の問題解決や締めきり仕事に追われるばかりの日々になりかねません。それでは、やがて消耗しきってしまいます。
私たちの日常は、ものすごい情報があふれかえっています。あなたが一日に思い浮かぶアイデアや夢、目標、新たに発生する問題や悩みなども加えれば、あなたの頭の中は処理できないほど多数の情報であふれているのです。それをあたかも快刀乱麻を断つがごとく解決する方法が毎朝10分の自己対話なのです。




(もうちょっとありますが、ここでおしまい)