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モテるメール術

今月、東京で開催したセミナーに数人の華やかな女性が参加された。
いずれの方もコンサルティングを仕事にされているだけあって、ファッションからたたずまい、身のこなしなどが上品で、存在感抜群だった。
アンケートに「今日のセミナーには圧倒されました。(特に女性に)」とあった。

そのなかのお一人、白鳥マキさんは「モテるLINEメール評論家」、「結婚コンサルタント」という肩書きをもつ。
メールの書き方ひとつで男性の(女性も)印象はガラッとかわるというのだ。メールひとつでモテ方が変わることを実践指導してこられた方だった。

私もメルマガを毎日書いてきているので、文章力の大切さは分かっているつもりだし、同じことを伝えるにしても書き方ひとつで読み手の印象や感情がガラッと変わることを何度も経験してきた。

だが、メルマガによって異性からモテたというような経験はないので白鳥さんの大胆なメッセージは新鮮である。
外見さえ良ければうまくいく時代は終わった、と白鳥さん。LINE やSNS などをつかって何気なくメールやメッセージを交換しているが、その文章の書き方ひとつでモテるコースに向かうのか、モテないコースに向かうのかが決まっていくことになる。

「もっと早く教えて欲しかった」と懇親会で私。すると白鳥さんは
「まだ全然大丈夫ですよ」と励ましてくれたが、「正直に申し上げてモテるか、モテないかはあまり今の関心事項ではない」と内心で思う私。そもそもビジネスの世界で、モテる・モテないという単語を使う
こと自体がキワモノめいている。
「今さらモテてもねえ」と言うと、白鳥さんの笑顔が曇った。
怒らせてしまったかな、と内心で思ったら、彼女は笑顔を取り戻し、ご自身のエピソードを聞かせてくれた。

・・・
私、子どもの頃から病弱で医者通いばかりしてました。クスリもたくさん飲んでいて、その副作用もあったのだと思います。小学6年生のときに体重70キロになりました。コンプレックスになりました。でも自分なりに精一杯努力して、恋愛にいそしみました。あるとき、ボーイフレンドが言いました。「マキは会っているときよりも日記のほうがかわいいね」
・・・

「ひどいねぇ、その彼氏。絶対に失礼だよ」と憤慨する私。しかしその衝撃が白鳥さんを減量に向かわせたのだそうだ。
23キロのダイエットに成功した白鳥さんは、完全にコンプレックスを克服した。その後、大阪でミス着物に選ばれるとその勢いをかって全国ミス着物女王の大会で入賞するなど人生が一変する。
そういう意味では、優しい言葉を投げかけるだけが愛とは言えず、ボーイフレンドは神の化身だったのかもしれない。

とにもかくにも、モテる・モテないという問題は男女間の表層的なことにとどまらず、自分が必要としている相手から認められるか否かという人生の一大事なのかもしれない。

「一冊だけありますからこれ進呈します」と本を差し出された。
昨年12月にダイヤモンド社から上梓された『モテるメール術』という本だった。白鳥マキさんのデビュー作である。
「いいのですか?あすの新幹線で絶対読ませていただきます。できたらサインもお願いします」

本書はタイトル通り、男女間の交際におけるメール術だが、その教えの多くはビジネスにもそのまま通用するはずだ。
最初はまず通読する。二度目はあなたのビジネスに応用するつもりで読み直す。三度目に使うときは実践本番。そのためには身近に置いておく必要がありそうだ。ただし既婚者は本の置き場所に注意しよう。

★モテるメール術(白鳥マキ、ダイヤモンド社)


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