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上杉 雪灯籠まつりにて

昨日までの二日間、米沢の雪灯籠まつりに行ってきました。今年で第40回目になりますが、10年前の30回の年にも米沢に来ています。
そのときは記録的な暖冬で市内に雪はまったくなく、風情がなかったので私は旅館から一歩も出ることなく過ごしました。

今年は例年以上の雪でメイン会場の上杉神社周辺は雪雪雪。雪でつくった燈籠が境内の参道を埋めつくし、午後5時になると、すべての燈籠にろうそくが灯ります。日が沈むほどに幻想的な空間が生まれていきます。

降りしきる雪にもかかわらず、風がないせいか寒さはそれほど感じません。日がとっぷりと沈んだ午後7時ごろからが一番美しい光景だと思いますが、我々一行7人は5時半に引き上げ、夕食会場に向かいました。

予約しておいたのは米沢牛の人気店「べこや」。
獺祭(だっさい)で乾杯し、タン、カルビ、ロース、米沢牛の寿司、焼きずわい蟹の足まで堪能し、それで、お一人様6,000円はとてもリーズナブル。夜は赤湯温泉に宿をとり、冷え切った身体を芯まで暖めました。

米沢駅で借りた無料長靴が重宝し、雪のなかでも足元がまったく気になりません。米沢駅からは100円のシャトルバスが走っていて上杉神社までピストン輸送していますから移動も簡単。快適な旅でした。

二日目は晴天のなかの雪灯籠を満喫したあと、米沢市内の人気レストラン「黄木」(おうき)で、すき焼きコース+サーロインステーキ+赤ワインをいただきました。二日連続の米沢牛のご馳走ですが、胸やけ感が皆無なのが上等なお肉の証でしょう。焼き肉とはまた異なる食感と風味に舌鼓を打ち、お一人様7,500円。ランチ価格とはいえ、本場ならではのリーズナブルさに大満足でした。

さすがにこの時期の米沢は人でごった返しています。日曜日の午後、東京方面に向かう列車は軒並み120%超の乗車率。もちろん自由席は立ち席です。チケットを取っていなかった我々は米沢から東京までの2時間20分立ちっぱなしを覚悟しましたが、指定席のキャンセルが発生し、難なく座ることができました。

今回の企画は T 社長夫妻。数年前から歴史に目ざめたお二人は、全国を歴史旅しておられます。私も一年に一度はどこかでご一緒する約束をしていて、四年前は琉球(沖縄県)、三年前は薩摩(鹿児島県)、二年前は土佐(高知県)と京都、そして今年は米沢(山形県)へ来ました。次回は長州(山口県)か越後(新潟県)か甲斐(山梨県)を提案予定です。

上杉 雪灯籠まつり→ http://yukidourou.yonezawa-matsuri.jp/