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話の引きだし

1.地球の回転速度

東京ドームから外に出るときに使う回転ドア。ドーム内の空気圧が高いため、猛烈なスピードで外に弾き出されることがあります。
そのため、いつも係員が付いてお客の安全を見守っています。
地球だって、あの回転ドアよりもっと早いスピードで回っているはず。そこで調べてみると、地球の円周は約4万キロ。
一日(24時間)でちょうど一回転しますから、24時間で4万キロ回転していることになります。40,000キロ÷24時間=時速1,667キロになります。
音速(マッハ1)の戦闘機が時速1,296キロですから、それより早い時速1,667キロという猛スピードで地球は自転しているのですが、周囲も同じスピードで
動いているため止まっているように見えるのです。よく聞き耳を立ててみてください。「グォーッ」という地球の回転音が聞こえてくるように思えませんか。

2.婦人資産家のすごい蓄財術

場所はチェースマンハッタン銀行本店。

「この300万ドル(約3億円)をお宅の銀行に預けたいと思います。
ついては、お宅の頭取にも会っておきたいわ」と老婦人。
見せられた札束に度肝を抜かれた行員はすぐに頭取室へ向かった。
すぐに頭取室に案内された婦人は、頭取にこう尋ねられた。

「このお金はどうされたのですか。遺産ですか?それとも宝くじかなにか?」
「いえいえ、友人との賭け事を繰りかえして増やしたのですわ」
「賭け事で?」
「そうですわ、ものは試しといいます。頭取さん、私と賭けをしませんこと?」
「・・・」
「簡単な賭けですわ。明日の午前10時までに頭取の睾丸が四角形になっていることに2万5千ドル(250万円)賭けます。受けて下さらないかしら?」
「なんと。私の睾丸が四角にならなければ、それだけのことで2万5千ドルいただけるわけで?」
「そうですことよ」
「ハッハッハ、お安いことですよ」
二人の賭けは成立した。

頭取はその日、ふだんより慎重に過ごした。夜もまっすぐ家に帰り早々にベッドに入った。翌朝も念のためシャーを浴びずに銀行に向かった。いまのところ異
常はない。

とうとう午前10時になった。定刻キッカリに婦人が頭取室に現れたとき、一人の紳士を連れていた。顧問弁護士だという。

「婦人、申し訳ないが私の勝ちのようですな。あなたでも賭けに負けることがあるとは」
「あら、まだ負けとは決まっておりませんことよ」
「だってその証拠に私の睾丸は丸いままですよ。確かめますか?」
頭取はそう言ってズボンを下ろしかけた。
婦人は静かにこう言った。
「頭取、大金を賭けていますから手で確かめてもよろしいですか」
「よろしいですとも」とズボンを脱ぐ頭取。手で確かめる婦人。

その横で弁護士が頭を壁にぶつけはじめた。
「先生、どうされました?」と尋ねる頭取に向かって、弁護士はこう言った。
「実は婦人と賭けをしたのです」
「どんな?」
「今朝、チェースマンハッタン銀行で頭取の睾丸をつかむということに10万ドルの賭けを・・・」