Rewrite:2014年3月20日(木)
「うちの会社は部門間の連携が悪い」とか、「うちはチームプレイができていない」などと言われる。要するに会社全体のチームワークが良くないようだ。そもそも「チームワークが良い」とはどんな状態を指すのだろうか?
少なくとも、学生の部活のように和気あいあいと仲良くやるのがチームワークとは思えない。ベストセラー『7つの習慣』で、コビー博士は人間関係の発展段階を3つに分けた。
1.「依存」の段階(人の助けが必要な段階・・・子供や新入社員)
2.「自立」の段階(自分のことは自分で責任をもつ・・・高学年の子供や中堅以上の社員)
3.「相互依存」の段階(お互いに能力を発揮し、尊重しあって、一人ではやれないことも相互で可能にする段階)
最終段階の「相互依存」が望ましいのは言うまでもない。しかし、それにはまず、「自立」するという段階を経なければならない。チームワークが良くない会社というのは、この「自立」に問題がある場合と、「相互依存」の関係作りに問題がある場合との2種類がある。
うちの会社はチームワークが悪い、とお嘆きの経営者は、具体的にどの段階に問題があるのかを知る必要がある。
1.自立が進んでいないのか
2.相互依存が進んでいないのか
のいずれかだ。それによって、おのずと対策は異なってくる。