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東栄百貨店の婦人服バイヤーとして活躍していた松浪 悟(40)は、香港駐在員に立候補します。1983年のこの当時、アジア駐在イコール出世コースから外れることを意味しました。しかし松浪は大学生の時の一人旅で感じたアジアの混沌(カオス)と喧噪(けんそう)、それにハングリーな風土が性に合い、損得を抜きに海外駐在員に名乗り出たのです。

『アジアの小太陽』は、そんな松浪 悟のその後の 30年を小説にしたものです。香港に着任して早々、飛行機で華僑の大物と隣りあわせになるところから物語がスタートします。このくだりの会話やファミリー食事会に招かれるところなど、すべて実話です。その後、バブル経済崩壊の余波と、返還問題に揺れる香港に嫌気した東栄百貨店が香港から撤退します。しかし松浪は同社を退社し、そのまま香港にとどまります。香港や中国などでの様々な事件、ハプニングに巻きこまれながらもめげずに立ち向かい、やがて松浪は成果をあげ、資産家になっていきます。実業家としても投資家としても成功するわけです。

現地で、「華僑」ネットワークの強さを思い知った松浪は、日本人版の華僑を作ろうと手弁当で「OJM」(OverSeas Japanese Merchant)の設立に踏みきります。そして 70を過ぎた今、自らもう一度「ゼロから成功してみせる」とアジアの内陸部に資産をシフトしていきます。

なお、この作品は実話ベースではありますが、ご本人の希望により名前や会社名などはすべて架空のものに変えてあります。小説ですので、ところどころフィクションが含まれています。ただし、あらすじの部分は実話です。実話ならではの迫力を感じ取っていただけたら幸いです。そんな『アジアの小太陽』は上下巻あり、まずは上巻が発売になりました。下巻は来週、発売予定です。是非、あなたもご一読ください。

アジアの小太陽(上巻)

アジアの小太陽(上巻)

先月発売した『ウオダイ物語』(実名小説)は名古屋の食品スーパー「ウオダイ」の加藤千博社長をモデルにしたものです。こちらもたくさんの反響をいただいており、山あり谷ありの経営者人生を小説で味わっていただけたらと思います。

ウオダイ物語

ウオダイ物語


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