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ウィークリー雑感

不昧(ふまい)会

昭和46年、偉大なる先哲・安岡正篤師をかこみ、下村澄(しもむらきよむ)氏が世話人となって発足させた勉強会です。禅書『無門関』にある教え「不昧因果」から安岡師みずからが不昧(ふまい)会と命名されました。その意は、人の縁や物事の因果を昧(くらま)すな・・あやふやにしない、というものです。

設立以来、毎月勉強会を開催し、政財界のトップをはじめ、中小企業経営者や若手ベンチャーなど、様々な人が参加。5年前には参加者が3万人を越えました。代表の下村澄先生は、(社)ニュービジネス協議会(NBC)の専務理事代表であったことなどから人脈は多岐にわたり、政治経済人にまつわる興味深いエピソードが次々に飛び出してくるのが魅力です。しばし、不昧会活動を休止していましたが、昨夜(3/27)再発足されました。

この会と出会ったのは、奇妙という言葉より「機妙」とも言えるほど不思議な縁です。日本話し方センターの故・江川ひろし先生が導いて下さったのです。江川先生のお通夜の席で出会った、先生の甥にあたるマルワホームの小林社長が、この不昧会再スタートにあたっての事務局に就かれたのです。その小林さんのお招きによって不昧会活動を知ることができました。しかもその日は、偶然、私が東京に来ているときでした。

「一国は一人によって興り、一人によって滅ぶ」

は、宋の学者・蘇老泉が残した名言です。「一国」ですら一人なのですから、とりわけ「一企業」は一人によって興りもすれば滅びもします。興すために必要な人格やリーダーシップについて学ぶ場として不昧会と出会えたことは、私にとって「機妙」そのものです。

平成について

ちなみに、今の元号「平成」を考案されたのも安岡正篤師です。古典「史記」と「経書」を出典とし、「地平らかに天成り、内平らかに外成る・・まことに治むべし平成の世」からきています。

さらに余談ながら、我が国の元号は、飛鳥時代の「大化」からさきの「昭和」まで246あるそうです。それぞれの元号が「天皇の大権」に基づいて決められてきましたが、「平成」は、国民主権による内閣が決めた初めての元号なのです。ご存知でしたか、そんな画期的なことがあったのを。PRが下手ですね。しかも政府は、「平成」をだれがいつ考案したのか、最終候補として平成以外に「正化」と「修文」が残っていたことなど基本的な情報も、いまだ正式に公開していないのが何とも不思議ですね。

出典:「平成を作った男」フンドーキン醤油株式会社
『著名人見聞録』 http://www.fundokin.co.jp/celebrity/14/

米国ビジネス情報

2月に渡米した際、LAに友人がたくさんできました。その内のおひとり、バイオベンチャーの児玉社長は、米国のサプリメントを日本や中国・韓国でマーケティングするために一週間程度の日本巡回ツアーを終えて、昨日LAに戻りました。有力な出会いの大半が「がんばれ社長!」への告知で出会った方々だそうです。うれしいですね。

同じくLAで出会った石村さんが、「がんばれ社長!」読者用に米国ビジネス情報のホームページを作ってくれました。まずは、以前にも告知済みの案件、寿司ビジネスの情報が画像入りで掲載されています。これで日本とLAのかべがぐっと縮まりました。

アメリカビジネス情報 http://www.geocities.com/jbiz_usa/

LA在住の石村さんからのメッセージ

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いつも「がんばれ社長!」、楽しみに読んでいます。さて、御覧頂くとお分かりいただけるとおり、このWebは、今回のSushiビジネスの件に留まらず、将来を見越して、日本人、日系人のアメリカでの新規ビジネスの情報交換広場のような役割となることを考えています。私の人脈からも多くのビジネス案件がたくさん来ており、それを今後随時載せていくことも考えています。その他、このWeb活用のアイデアは色々あり、例えば、、、、

・日本の起業家の方で、アメリカに進出したい人のビジネスパートナー募集
・アメリカの起業家の方で、日本の提携先募集
・とにかくアメリカで事業を始めたいが、何をどうしてよいか分からない人のための情報源
などなど。

これがLA非凡会などにつながってゆけばうれしいです。
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※「寿司ビジネス」について2月に応募いただいた方は、すでに名簿が現地の寿司事業主、長尾社長のところに届いています。私が間に入っていたり、長尾社長がメールを使えないなどの事情で、お待たせしてしまっていますが、このホームページのおかげで、今後は同様のことがなくなります。