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さあ英語漬けだ

英語を学ぶためのポータルサイトをめざして2000年3月に開設された「エイゴ・タウン・ドットコム」。 http://www.eigotown.com/同社の調査によれば、日本の英語学習人口は常時1,300万人以上いるという。

「すごいなぁ、日本は人口の1割もが英語を学んでいるのか。」と驚いていたら、どうやら日本の英語熱は長年世界一だったという。だが最近、英語熱世界一の座が危うくなっている。いや完全に抜かれたのかもしれない。真偽のほどを疑いたくなるようなデータに出会ったのだ。
そう、お隣の中国だ。かの国では何と4億人もの人びとが英語を学んでいるという。人口15億人としても27%に相当する。

参考記事 「朝日新聞社 asahi.com」
http://www3.asahi.com/opendoors/span/syukan/briefing/backnumber/500/515.html
http://www3.asahi.com/opendoors/span/syukan/briefing/backnumber/500/508.html

とりわけドキュメンタリー映画「クレイジー・イングリッシュ」のモデルにもなった李陽氏の英語パフォーマンスはすさまじい。これぞまさしく熱狂的だ。ちょっと特異な箇所だけを引用するようで申し訳ないが、中国の英語熱のすごさを想像するには格好の記事だろう。

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(李陽氏が教える)学習法は、簡単だ。  How are you doing?(こんにちは) という文章をHowとareとyouとdoing?と、それぞれ別々に大きな声を出して叫ぶ。それをやったあと、一気にHow are you doing? スペルには一言も触れない。文法の話もなし。ただ、胸のつかえを吐き出すように叫ぶだけ。

No Pain,no gain,(骨折りなければ利得なし) これを二十回近く、繰り返し叫ばせる。
単調なこと甚だしいのだが、バックグラウンドがロックやラップだと、この単調さが心地よいリズムとなる。 このように英語学習をエンターテインメントにしてしまおうというのが李陽のやり方なのだ。

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いかがだろう。英語教育を音楽に乗せたエンターテイメントにする発想はちょっと日本にも見あたらない。

今、成田空港でこの原稿を書いている。間もなく搭乗するユナイテッド航空の機内からは英語が標準語となる。

“国際化の時代”、“経済のグローバル化”などと叫ばて久しい。私の記憶では、少なくとも20年前の昭和50年代後半にはそうした単語を聞いていた。だがインターネットとブロードバンドが本格普及した昨年あたりが真のグローバル時代の幕開けだと思っている。

それ以前に唱えられた国際化なるものは、日本企業が海外に一方的に進出していくことを意味した。だが今始まっている国際化は、国内外とわず、外国企業と対等に互して勝負する時代であり、外国企業と合従連衡する時代でもある。

グローバルの特徴はシングルスタンダード(単一標準)だ。複数の標準があっては困るということをパソコンも電化製品もオリンピック種目のスポーツも証明してきた。
インターネットと英語だけが世界のどこでも通用する標準としてこれからますます必要になろう。

英語を覚えるということは特別なことではない。短期集中でやれば3月で覚わる。日本語を捨てるわけではない。今からまた単語帳や文法の解析に挑むわけでもない。あくまで社会人の勉強はゴール目指して最短距離をあゆむのだ。私は年内に英語を覚える。今日からの渡米はその景気づけでもあるのだ。