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沖縄にて

●昨夜、沖縄から名古屋に戻った。空港売店で買った「新垣ちんすこう」を食べながらこの原稿を書いている。
以前は「ちんすこう」を頂戴しても砂糖のかたまりみたいで美味いと思ったことがなかった。だが昨年、和僑会のイベントで新垣さんから直接いただいた「新垣ちんすこう」は別次元の味がした。
ボリボリと何個でも食べられる。以来、沖縄へ行くと毎回買って帰るようにしている。

★新垣ちんすこう → http://www.chinsuko.co.jp/index.html

●「ちんすこう」が沖縄土産として一躍有名になったのは、1975年の沖縄海洋博からだと言われている。
「ちんすこう」は、もともと琉球王家や貴族の間でも祝儀や法事といった特別の日以外にはめったに口にすることのできないほど珍重されていたお菓子らしい。
現在は小麦粉を使っているが、もともとは米の粉を蒸して砂糖とラードをこね、そのまま型に取ったものだったそうだ。

●沖縄出張の時には、毎食のように「沖縄そば」を食べる。
沖縄そばは素朴で美味い。酒は当然泡盛だし、オリオンビールも好きだ。地ビールのおいしいお店もある。
それ以外に間食として「沖縄ぜんざい」や「サーターアンダギー」なども食べるが、最近よく目にするようになったのは「ネットショップ推薦のお店」のステッカー。

●昔だったら「観光客もネット紹介客も関係ない」と、地元の人だけを相手にするこだわりの名店がたくさんあった。
しかし、徐々にネットの口コミパワーが勢力を広げ、「え、こんな場所に?」と思える路地裏のお店にも「食べログ紹介のお店」などのステッカーが貼ってある。
こうなれば、レンタカーとiPadさえあれば、一人でちゃんと観光旅行が出来るに違いない。

●今回の沖縄もお天気にはあまり恵まれず、ずっと曇りだった。最近私が行くと、青空にエメラルドブルーの海が見られない。今回の最高気温も30度に届いていなかったかもしれない。

●出張の目的は、『がんばれ社長!学院』沖縄校の米須校長が主催するイベントで講演すること。
那覇と宜野湾での講演を終えて最終日、米須さんに空港までお見送りいただいた。ふと車の後部座席をみたらパネルが置いてある。
1メートル四方の黄色いパネルには、五人の子供たちからの寄せ書きがあった。ちょうどこの日(7月27日)は、米須ご夫妻の20回目の結婚記念日だったようだ。朝起きたら、子供たちが手渡してくれたという。

●「拝見してもいいですか」とお願いし見せていただいた。

パネル中央には米須夫妻の似顔絵が、その周囲に小さなサイズで子どもたちの似顔絵が並んでいる。絵の外側にはいろんなことが書かれていた。

・結婚20周年 Congratulation
・おめどでとうございます。これからも末永く by ○美
・おめでとう。これからも仲良く ○○
・おめでとうございます。明るい家庭が好きです by ○○
・父がもっとウケ狙いが上手になり、母を笑わすことができますように!
・夢のある米須家となり輝こう! by ○○か

●裏側にはめいめいの夢が書いてあった。

・僕はプロゴルファーになる
・すごい人になる!そうです
・毎日ありがとう。English Very Well。幸せになる。
・野菜生活。バランスのよい食事を!!
・清正(父の名)の会社を作って私が社長になるわあー
・世界旅行
・あなたの子供でよかった!
・エ~Family
・私、僕は夢を叶えます!

●「ご出発までロビーでお見送りします」と言って下さったが、こんな貴重な20周年の夜を奪ってはいけないと思い、「もう大丈夫ですから」と見送りを辞退した。

米須さんと沖縄の皆さんにもっともっと成功していただきたいという気持ちを胸に帰路についた。