未分類

読者メール

●今日は読者メールを紹介しながら私の思いを綴ってみたい。

1.「龍馬伝」について

初めてメールします。Nと申します。私は日曜日の夜、「龍馬伝」を観ていて勝と龍馬の出会いのシーンに違和感をいだきました。
大河ドラマがなぜ史実を曲げた演出をするのか?
武沢さんは
>リアリティという面では『龍馬伝』の方だろう。
と書かれていますがリアリティがなくとも史実は史実。
勝が龍馬たちの気勢をいかに削いだかということを勝自身が本で回想していました。
⇒ http://www.kofuku-no-kagaku.or.jp/info/list/details/33_1806.html
「龍馬伝」の演出は歴史上の偉人を地に引きずり降ろそうというNHKの意図があるように感じます。

<武沢より>

今回は「等身大の龍馬をみせる」のがNHKのテーマのようで、そのせいか勝海舟も吉田松陰も武市半平太も今までとはまるで違う見せ方をしているようです。
さて、「史実をねじまげた演出」とありますが、一概にそう言い切れるかどうか。たとえば、龍馬が松平春嶽公の紹介状をもって勝海舟に会いに行くというのも、史実をねじ曲げた演出とは言い切れないでしょうね。そうなると、暗殺目的に訪問したのではないということです。もし厳然たる事実を勝手にねじ曲げて放送したら、もっとクレームが届いているはず。私たちが知らなかった史実なのかもしれません。どちらにしても私には、大した問題ではありません。
あくまで昨日号の主旨は、「初対面だからと言って必要以上に自分を大きく見せようと力んではうまくいかない。初対面でも自然体が一番。だが、自分が何者であって、何を考えているのかはいつでも言えるようにしておいて、時と場合に応じてそれをスパッと披露しよう」ということです。

2.行動範囲を広げたい 中部地区 N社長

いつもありがとうございます。変な質問で恐縮ですが、武沢さんはとても行動範囲が広く、メルマガでもいろいろなところで食事をされているようですが、一人で物怖じせず外食するコツみたいなものはあるのでしょうか。別に無理して、一人で外食できるようになる必要がないならそれに越した事はありませんが、でもやはり行動範囲が狭くなってしまうように思うので、実行力を上げたい私としては、当たり前に一人で外食できるようになりたいのです。

<武沢より>

Nさんの年齢をうかがっていませんが、たぶんお若い方だと推察します。
外食のコツなんてものはありませんが、幸か不幸か私は20歳から親元を離れ、その後、10年間ひとりで寮生活やアパート生活を送りました。そのため、食事も洗濯も掃除もお金の管理もなにもかもすべて一人でやってきたため、決断力や行動力が自然に身についたようです。当然、独身の一人生活ですからどこへでも一人で行くしかなく、そのことに何のためらいもありません。結婚してからも一人で外国に行きますし、中国奥地の怪しい歓楽街に入り込んで痛い目にあったりもしました。すべて経験値アップにつながり、怖いモノが減ってきたようです。そのことをNさんがご覧になれば、「行動範囲が広い」「物怖じしない」と映るのでしょうが、これぐらいのことでは全然自慢にならないと思います。
もっともっとすごい人が世界にたくさんいますから、私も物怖じをなくさねばと思っています。

3.ブログが楽しくない 石川県 Oさん

武沢さんにすすめられて昨年秋からTwitterを始めて以来、ずっとTwitterの魅力にはまる日々を送っています。
そのせいかどうか分かりませんが、毎日数回更新してきたブログの更新が減ってきて、最近は週に一二回しかアップしなくなりました。
もともとブログに倦怠感を感じていたので、渡りに船でTwitterに飛び移ったのかもしれないですね。
ところで武沢さんの日刊メルマガ発行10年継続の秘訣ってあるのでしょうか。なにか思い当たることがありましたら、メルマガの題材にしてくださるとありがたいです。

<武沢より>

「この道の第一人者」とか「○○のカリスマ」、「△△の大御所」などと言われるともう危ないですね。そう言われないのはもちろんのこと、そう思わないようにすることだと思います。
ニーチェも言っていますが、流ちょうに外国語を話す人よりも、覚えたての生半可な外国語でコミュニケーションを取ろうとする人のほうが、はるかに語学に楽しみがありますね。学ぶ楽しさを残すためにも「まだ分からないことがある」「もっと奥がありそうだ」という気持ちを残しておくことが継続の秘訣のように思います。