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困ったらあかん

『Success Guide Post・・成功への道しるべ・・』と題した小冊子を入手した。発行者は、サクセスなにわ株式会社の田中得夫社長であり、同社は能力開発プログラム「SMI」の代理店である。この小冊子は、田中さんがユーザーフォローのために書いた手紙を集めたもので、モティベーション向上に関する様々な逸話や教訓が散りばめられていて面白い。

田中さんの許可を頂いたので、ある一節を要約してお届けしよう。

27ページより

東京に本社のある松下電送がファクシミリをつくり始めた頃の話。社長の木野親之氏が松下幸之助氏から呼ばれて、大阪門真の本社をたずねた。
「君、何か困ったことはあるか?」と問われた木野氏は、とっさに
「はい、問題はいろいろありますが頑張っています。」と答えたという。そうしたやりとりの後、幸之助氏は最後になって、「困っても困ったらあかんで」と言われたというのです。帰りの飛行機のなかで木野社長は、心晴れ晴れとやる気がみなぎっていたといいます。禅問答のようなやりとりなのですが、ファクシミリという新しい商品を世に送り出し、事業として軌道に乗せることは容易ではありません。問題だらけであり、困ったことばかりのはずです。そのことは、幸之助氏も知り抜いていたはずです。その上で、「困るような事はいっぱいあるやろう、しかしそれは外的なことや。それに対して君の心までもが困ったらあかんのや。」というのが幸之助氏のメッセージだったのではないでしょうか。そのメッセージを伝えるためだけに、わざわざ東京から来阪を求めたのです。いつの時代も、周りには困るような事は山積していますが、絶対に困らないと決意すると、不思議に勇気や力、知恵が出てくるものです。

38ページより

大村崑氏が大塚製薬からCM出演を依頼された頃の話。ちょうど40才を過ぎた頃の大村氏は、その時、人生最悪のときでした。長年の無理がたたって健康を害し、肺の片方を切り取る手術をした直後で、頬はげっそりとやせこけていました。そんな状態のときに、メガネが鼻までずり落ちた元気な崑ちゃんがテレビに向かって「元気ハツラツ!オロナミンC!」と言うコマーシャルを頼まれたのです。最初は何度か辞退されたそうです。ところが大塚製薬の熱意に負けて、とうとう引き受けることにしたそうです。何回も何回もテレビやラジオで「元気ハツラツ・・・」とオンエアされます。コマーシャルの結果は上々で、大塚製薬からは大変感謝されたそうですが、実は崑ちゃんも感謝したい気持ちでいっぱいだったというのです。自分のコマーシャルを聞いているうちに、当の崑ちゃんが本当に元気になったと言うのです。これは、「アファーメーション」の威力というべき者で、積極的な自己宣言をくり返すうちに、そのような現実を引き起こすという効果を証明したできごとです。 氏は今、69才とのことでしたが、とてもとてもそのようには見えません。本当に元気ハツラツとされて、日本喜劇協会の会長もされるほど多忙な毎日とお聞きしました。

希望者には、この『Success Guide Post・・成功への道しるべ・・』をFAXまたはメールで配信してくれるという。

FAX配信希望の方は、06-6376-1070 へ申込みを
メール配信希望の方は、mailto:s-naniwa@joy.ocn.ne.jp へ申込みをいずれも氏名と会社名、役職をお願いしたい。

また、バックナンバーを集めた小冊子(50ページ程度)も通販可能だという。2冊セットになって1,000円。
申込みは、FAXにて。06-6376-1070 へ郵便番号・住所・氏名・電話番号を書いて申し込もう。