ものはなぜ売れるのか?
マーケティング専門コンサルの石原明さんから寄稿して頂きました。
ご紹介します。
質問:ものはなぜ売れるのでしょうか?
この質問に、ほとんどの社長さんが“いいものを作れば売れる”と答えるんですが、あなたはなんと答えるでしょうか?
私の答え:いいものが売れるのではなく“良く見えるものが売れる”
もちろん商品やサービスが良くないとダメですが、良ければ売れるかと言うとそれは違います。本当は、良さそうに見えるか 見えないかで、売れたり売れなかったりするのです。これが分かっていると、商品やサービスはそのままでもっと売り上げを 上げることが出来ます(*^_^*)
名前を変える
これは大切、過去に名前をかえただけで急に売れたものはいっぱいあります。
説明の仕方を変える
○○さんがセールスすると良く売れて、△△さんはあまり売れない。これは、商品がいいから売れるのではなく、説明のしか たで売れる売れないが決まるということ・・・売れてるセールスの説明を分析し、全セールスに徹底させる。
値段を変える
この場合は安くしないで、高くしたほうが絶対売れます。売れていない物の値段をすぐ倍にして下さい。それでも売れない場 合はそのまた倍にします。(冗談ではありません)
お客様の声を販売に活かす
今あるパンフレットや商品説明にお客様の声を追加する。これは、コピーした用紙を1~2枚追加するだけでもOKです。自 分で売るより説得力があります。
ブランド化を考える
ブランド化(=地域一番店つくりと考えて下さい)は最も優れた販売の手段です。値段とシェアを支配し、市場をコントロー ル出来ます。ブランド化については、先月の『経営情報レポートVol.21』に詳しく書きましたので興味のある方はお求め下さ い。
問い合せ http://www.nihonkeiei-lab.com/book/index.html
石原さん、ありがとうございました。彼の人気メルマガ『営業マンは断ることを覚えなさい』はこちらから登録できます。
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年齢制限無視
同じく、匿名希望の読者の方からの投稿をご紹介します。
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今、?モードでブレイクした松永真理さんの『なぜ仕事するの?』(角川文庫、1994年)を読んでいます。この本の中に、思わず「へぇーっ!!」叫んでしまった興味深いエピソードがあったので、ちょっと長くなりますがここで抜粋します。
年齢制限35歳までの募集で52歳の女性が採用された。その人は履歴書送付となっていたところを、自分で持参したという。
「書類で選考されると、落とされるのは目に見えていましたから」
40歳からの再就職は、やはりスタートが遅かったらしい。好きな仕事も好きな時間帯も、希望どおりにはなにひとつ選べない。まずは、小さな個人事務所でパートの一般事務に就く。そこで、経理の仕事ならどんな会社でも必要としていることを発見する。パートのかたわら簿記の資格を取る。すると、今度は税理士に挑戦してみたくなった。1年に1科目ずつこなしていけば5年で取れる。結局は8年かかって税理士の資格取得に成功した。
採用した人事担当者は語る。
「資格はもちろん採用の武器になっています。でもそれよりも、現状を見てすみやかに次の行動に移せる柔軟性を高く買ったんだと思います」
ここまでくると、もう実年齢が問題なのではない。わたしが人事担当者でも、こんな人と一緒に働きたいと思って採用するだろうなあと感じたくらい彼女は人を惹きつける力をもっていた。好奇心がたくましければ人は硬直化しないでみずみずしくいられるんだなとも感じた。
いや、どーですか。おおおお!って感じじゃないですか。男女雇用機会均等法が施行されているとはいえ、まだまだ男尊女卑の名残が強い日本の企業風土。そんな中で女でありながら年齢制限を17歳もオーバーしての就職ですよ。すごいですね。気合ですね。
正直言って、この本(古本屋で200円)は途中まであまり面白くなくて「買って損した」とか思っていたんですが、このエピソードを読んだ瞬間、後悔は吹っ飛びました。頭を殴られたような衝撃です。なんかすごい元気が出てきました。
この話はなにも高齢の女性に限らず、すべてのワーカーにとって学ぶべき点が多々あると思います。不況のせいで仕事がない、というのはやはり言い訳にしかなならないんだな、と改めて思いました。
興味深いメール、ありがとうございました。
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中国視察 今後の予定
9月上旬に中国視察ツアーを行います。詳細の日程や費用は今月中に決まりますが、9/4または9/5出発の2泊3日を予定しています。規模は15人程度。業種は問いませんが、特に製造業の方は現地で熱烈歓迎される可能性があります。
また、9/20から3日間、中国常州市では年に一回のビジネス展覧会があります。今年の主要テーマはITです。IT関係企業だけの数名規模の視察ツアーも予定しています。