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接触好感度 というもの

昨日のマガジン『不満なし≠満足』に対して、数々のメールを頂いている。そのうち2件をご紹介してみたい。

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今朝のメルマガを読んだとたん自分の会社員時代に経験した記憶が沸々とよみがえってまいりました。自分にまかせられたお客様の電話口の声が、いつもより低いのです。何かありましたか? という問いに、「何もない、何もないから困るんだ」と言われたことがありました。確かに商品のご案内等は遂次行っておりましたが、それ以上でも以下でもなかったのです。売上台帳が汚れてさえいればある程度、お客様を独占しているつもりになっていたのです。前任者からお客様を引き継いだのですが、どうやら前任者はお客様とかなりコミュニケーションをとっていたようです。私はそれに気づかなかったので、お客様にあのコメントを言わせてしまったのです。

さて、今のサイトを設けて数百件のお客様と係わりを持ちました。ただ、その状態はまさにU社のそれです。このことは、さすがに気になっていてというか何とかせねばと数ヶ月前から企画を練っておりますがご挨拶程度でもスタートさせるべきですね。情報発信でなくても存在をアピールするのは大切なことだと思いました。

東大阪市
「使える景品特価情報サイト」サント トレーディング 三戸
URL: http://www.shoubaihanjou.com/
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どの程度のコンタクトを保てば良いのか、悩ましい問題もあるようで。Mさんのメール。

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こんにちは、神奈川県のMです。最近のできごとを暴露しちゃいましょう。だから匿名ね。妻の母に連れられて、ある宗教の礼拝に参加しました。大変心にしみる良いお話しで、信仰をもつということは素晴らしいなぁ、オレもそろそろ信仰者の仲間入りすっか、などと思っていました。ところが、、、、翌日以後その教会から連日のように郵便やFAX、それにイベントのご案内電話などが来るようになり、正直言ってウザイと思うようになってしまいました。情報発信のし過ぎってやつです。これって完全に「アリガタメイワク」を通り越して単なる迷惑状態でした。そこである日、とうとう、「しばらくの間、一切のご連絡は不要です。いや、連絡リストから外して下さい」と言わざるを得ませんでした。妻の母は大いに失望していましたが、、、。

ところで武沢さんに質問してもいいですか。ビジネスにおいても連絡のし過ぎで招く悲劇ってあるとお思いですか?また、適度なコンタクトとはどの程度を指すとお考えですか?よろしければ題材としてお考え願えれば幸。
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週間や月間に何回のコンタクトを取ることが最も効果的か?というような科学的データは聞いたことがない。『接触好感度』とでもいうべきものの調査結果がどこかに公表されていれば、私も教えて頂きたい。但し、せっかくのお問い合わせなので、私なりに仮説を作ってみた。受け手が感じる適正接触頻度を公式にしてみたのだ。本邦初のオリジナル公式で、ちょっと悦に入っている。

受け手が感じる「接触好感度」=コンテンツの質×接触手段

まず、「接触好感度」とは、100点満点のもので、得点が高いほど良い。次に、「コンテンツの質」これは、10点満点だ。発信する情報の内容が受け手にとって有益であればあるほど高い得点を与える。次に、「接触手段」だ。これも10点満点だ。受け手が手軽にわずらわしくなく受信できることが大切だ。例えば、メールなら10点、電話なら3点、訪問なら1点、という感じ。

もちろん、コンタクトの効果は訪問が一番高いはずだ。だが、効果ではなく、まずは好感度を重視しよう。

例えば、私が時々利用するワインの通販サイトからは、毎週木曜日にメールマガジンが来る。これはウレシイ。内容が面白く、心待ちにしているほどだ。興味がない情報であれば、毎週一回どころか、月に一回でもわずらわしい。

また、毎朝通っている喫茶店に対しては、何もコンタクトをしてくれないことを期待している。もちろん挨拶程度はするが、親しげに話しかけてくるお店は私にとってNGだ。なぜなら、喫茶店に対して私が期待するコンテンツは、プライバシーと個人の時間の確保だ。だから、世間話はそうした価値あるコンテンツを奪うことになってしまうのだ。