「武沢さん、財布へのこだわりはないのですか」と H 氏。私が尻ポケットから財布を出すのを見逃さなかったようだ。「財布?別にこだわりはないけど、どうして?」と私。すると H 氏は「財布の儀式」というものを教えてくれた。
氏によれば、財布というものは非常に投資効率が高く、購入金額の200倍ほどの年収が手に入るという。5万円の財布を買えば1,000万円、10万円なら2,000万円の年収が手に入る計算だ。だったら50万円なら1億円、100万円なら2億円と夢はふくらむ。H 氏 も10万円の財布を買った翌年に年収2,000万円を超えたらしい。
私の財布は3年ほど前に那覇の免税店で買ったバーバリーで、丈夫で形くずれしないので気に入っている。だけど毎日お尻に入れてきたので傷むのも早い。そろそろ買い換えねばと思っていたところだった。
H 氏によれば、もし200倍にならないとしたら「財布の儀式」を軽んじた可能性があるという。買ったばかりの財布に新札の一万円を束にして(理想は100枚ほどの新札)財布に入れ、九日間ほど寝かしておく。そうすると財布は、まるで形状記憶のようにそれがいつもの状態と記憶する。
さらに大切なことは、はじめて財布を使う場所と目的。たとえば、いきなり小銭だけの買い物をしたり、いかがわしい場所で散在するときに財布を使うのは極めて良くない。できれば、運気の高い場所(人や富が集まる場所)で運気が上がる買い物をするときに財布デビューさせてやると良いらしい。それらを総称して「財布の儀式」と言い、彼はそれを大切に守ってきたのだそうだ。
H 氏の羽振りの良さの秘密が分かったような気がする。 傷んでから買いかえるというよりは、財布の寿命は2~3年と割りきって、決まった頻度で買いかえる方が良いそうだ。
「よし、分かった。東京のデパートか専門店で財布を買って、最初に使うのはニューヨークにしよう」と私がいうと、H 氏は「そういうことです。それと、買う日も重要ですよ」と言う。
昔から財布を買うなら「寅の日」が良いといわれている。12日に一度その日がやってくる。しかも新月と寅の日が重なると、あとは月が満ちていくように、財布も満ちていくとか。また、他の吉日、(たとえば、一粒万倍日や天赦日)と寅の日が重なるときに財布を新調すれば効果はバツグンになるらしい。
こうしたゲン担ぎのようなことでも、当の本人がいたってまじめにそれを信じて実行すれば本当に200倍ぐらいになってもおかしくない。
「財布の値段と買う日については分かりました。購入する財布の種類は何でもいいの?」と私。
「できれば長財布に変えて、デザインや色にもこだわって欲しい」とH 氏。寅の様に真っ黄色のものが風水的にも良いと思われているが、真っ黄色はお金が入るのも出るのも早くなるそうだ。できれば、淡い黄色か黄色がワンポイントになっているもの。あるいはいっそのこと、黒や茶など落ち着きのある色の方がお金が貯まりやすいという。ブルー系は水のように流れていくので避けるべきだとも。
さて、今年「寅の日」と「天赦日」とが重なる極めて運気の強い日があと一日残されている。それが5月2日(土)である。また、「寅の日」と「一粒万倍日」が重なる日は3月に二度もあったが、もう過ぎてしまった。あとは「寅の日」と「大吉」が重なる日が年内は三日残っている。それが、8月18日(火)8月30日(日)9月11日(金)である。
「寅の日」と「天赦日」が重なる5月2日(土)には「がんばれ!社長」のセミナーが東京で開催される。目標をたてるのにも最高のこの日、都内で財布を購入し、それを胸にしまって新しい目標づくりセミナーに参加されたら、最良の開運日になるかもしれない。
・5/2(土)セミナー「東京 WR ・ MRキャンプ」
→ http://www.e-comon.co.jp/session/?p=5523