誰だって成功したいと思っている。そのためにがんばっているのに、思い通りにならず失敗したり挫折したりすることがある。
そんな時、すぐにくじけてしまう人と、決してくじけることなく、後日また立ち上がってくる人がいる。その差はどこで生まれるのだろうか。
「風車 風が吹くまで 昼寝かな」 広田弘毅(ひろた こうき)
もしこの句をニートやフリーターが詠んだとすれば、単なる怠惰のすすめとしか思えないが、戦前、総理大臣としてトップの座にのぼりつめた骨太政治家の広田弘毅が詠んだとなると話は別だ。
氏にも、不遇な時代があった。
左遷され、不遇をかこつ時もあった。そんなとき、「風車・・・」の処世訓が自らを救ったことだろう。
自分の出番ではないときに風車を回そうとしてもムリだ、という開き直りに近い諦観が当時の彼には必要だったはずだ。
私たちも「人生とは何か」「仕事とは何か」という根本的な問いかけに対する自分の答えを持とうではないか。
しかもそれは、テストの模範解答のような美文ではなく、自分の血と肉と骨からにじみ出る我が言葉、我が肉声・肉筆で。
人生の一番おいしい部分を費やすのが「仕事」。
その仕事に対する哲学や思想をもつということは、すなわち、「何のために生きるのか」という問いかけにも答えられるようになることだ。
●今日は、そのための具体的な提案をしたい。
『何のために働くのか』(北尾吉孝著、致知出版社)の読書感想文コンクールに会社をあげて応募してみる、というご提案。
社長であるあなたも、社員である部下も、皆で応募しよう。
『何のために働くのか』は、中国古典に造詣が深い著者
(SBIホールディングス代表取締役CEO)が、若者にむけて書いた仕事の根本哲学に関する本。
「読みやすい」「分かりやすい」「感動した」と発売1年にして早、11万部を売り上げた。しかも、若者ばかりでなく、壮年にも老年にも支持されてきた。
そして昨年開催した『何のために働くのか』第1回感想文コンクールには、400通を超える応募があり、5名が受賞し表彰状と金一封が授与された。
・・・僕は、できたら環境学者になりたいと考えて来ました。
しかし、もう、そんな生半可な望みは捨てなければならないと気づきました。
僕は、絶対に、環境学者になると決めたのです。
真剣に難題に挑戦し、真剣にもがき、そして研究の成果を出し、世界を動かす・・・
(後略)
という高校生の岡部憲和君が書いた感想文が金賞を取った。
この凛とした感想文には私も感動した。
金賞感想文 全文はこちら → http://www.chichi.co.jp/gold.pdf
致知出版社では昨年の反響を受けて、今年も第2回コンクールを開催することを決定したという。
老若男女を問わず、感想文を受け付けているという。
コンクール開催要項は次の通りなので、社長であるあなたも、部下である社員も、みんな一緒に応募してみてはいかがだろう。
オリンピックではないが、これこそ、「参加することに意義がある」イベントだと思う。↓
『何のために働くのか』感想文コンクール第2回開催!!
詳細ホームページ → http://www.chichi.co.jp/nanno-kan2.html
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応募締切 5月7日(水)
発 表 6月初旬(致知出版社HPにて)
賞 金 金賞30万円(1名様) 銀賞10万円(1名様)
銅賞3万円(2名様)
審査員 北尾吉孝氏
鬼塚忠氏(アップルシード・エージェンシー社長)
藤尾秀昭(致知出版社社長)
規定字数 400字詰原稿用紙2~3枚(1000字程度)
書籍購入 『何のために働くのか』/北尾吉孝著
http://tinyurl.com/2v5zdm