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続・経営マニフェストの作り方

昨日はヘルスコーチの尾崎さんとミーティングの日。この2ヶ月で4キロ減量できていることを誉めていただいた。だがこの程度で安心して気が緩んではならない。
ましてやこれからは忘年会、クリスマスパーティにお正月休み、新年会、と体重が増える機会が多くなる。
こうした年末年始を上手に乗り切る知恵についてもミーティングした。
目標と決意を新たにするためにヘルスコーチの存在は大きい。

その後、ジムと映画へ行く予定を中止し、もみじの様子が気になる清水寺へ。名古屋・京都間は新幹線でわずか36分なのだ。

清水寺の紅葉はまだ色付きはじめたばかりだったが、観光客はドッと押し寄せている。

「お客さんの数は来週、再来週あたりがピークでしょうね」とタクシー。でも紅葉のねらい目は12月第一週あたりか。

深まりゆく秋の気配をひとり旅で満喫しながら、三年坂、二年坂の人ごみをかき分け、松栄堂のにおい袋とやましたの漬け物を購入。

名古屋に戻ろうと京都駅ホームに立っていると、向こうからニュース番組の大物司会者一行が歩いてきた。

さすが紅白の司会まで経験している大忙しのタレントだけに、周囲からたくさんの視線を集めている。紺のジャケットに水色のマフラーのコントラストがロマンスグレーの髪に映えている。いいオーラが出ていた。

さあ、今日は月曜日。
先週木曜日号の続きで経営マニフェストの作り方の残りをお伝えしよう。

<第1部:会社経営編>
1ページ目:表紙
2ページ目:目次
3ページ目:経営マニフェスト成文化の主旨と決意
4ページ目:経営理念
5ページ目:経営ビジョン
6ページ目:経営方針
7ページ目:5ヵ年運営マスタープラン
8ページ目:今期目標
9ページ目:今期 月別財務計画
10ページ目:今期損益予実管理表
11ページ目:今期重点テーマ その1.○○活動に関する方針
12ページ目:  〃     その2.△△活動に関する方針
13ページ目:  〃     その3.××活動に関する方針
14ページ目:人材に関する方針
15ページ目:既存活動の強化・見直しに関する方針
16ページ目:経営管理に関する方針
17ページ目:年間経営カレンダー

ここまでの箇所を前回ご説明した。

今回は<第2部:個人経営編>に入りたい。

18ページ目:社長の自己育成に関する方針
経営者として、あるいは個人として学習したいテーマや学習方法についての計画を書く。読書計画もここに入る。
新たに身につけたい個性や人格に関してもここに記載する。
19ページ目:社長の自己管理・時間管理に関する方針
生活習慣、勤務習慣をどのように改善するのかを書く。
20ページ目:その他に関する社長の個人目標
健康、家庭、経済、人間関係、娯楽など、個人的目標を書く。
このページは他人に発表したり配布したりする必要はなく、あくまで社長自身のためにある。

※最後に添付資料として「Wish List」を入れる。
公私にわたってやりたいこと、願望や夢、それに改善したいことや不満・不安に思っていることなどもここに箇条書きに記入する。この書き出し作業を1時間やれば100項目は出てくるはず。少なくとも数百項目は出るはずだ。書いていけないことは何もない。本音で取り組みたいので、このWish Listは他人に決して見せるのは御法度としたい。

このように、クリアファイルを用いた経営マニフェスト作りの作業はとても楽しいものになるだろ。

手順としては、まず「Wish List」作りから着手する。半日または一日を費やして、リストを書き尽くしてしまうことが大切だ。中途半端でやめてしまうと、このリストは単なるお遊びで終わる。
充分に書き尽くしたリストであれば、このリストがアイデアデータベースとなってマニフェスト作りの際にたえず参照すべきものとなる。

あえてパソコン作業ではなく、アナログの手作業がともなうファイル作りにしていくことで、サクサク進む楽しい個人作業となる。
この感覚はパソコンだけのファイル管理ではなかなか得られにくいものだ。

考えても考えても、なかなか文章が出てこない場合もあるだろうが、そういう時にはブランクページ(白紙)のまま先へ行けばよい。何がブランクかが分かっているだけでも大安心が得られるものだ。
そしてそこを早急に埋めるべく、誰かに相談するなり自分で勉強するなりの取り組みを始めればよい。

どうしてもうまく作れないのなら、私の経営マニフェスト講座にお越しになるとよい。今のところ、愛知中小企業家同友会の中だけでやっているが、来年には、同友会の枠を飛び越えて各地でやりたいと思う。まずは東京で「マニフェスト作成講座」をスタートし、順次各地でやっていくつもり。

前号で「経営マニフェストは永遠に未完成だ」と申し上げたが、決算期や半期・四半期などのタイミングをとらえて社内発表していくことをおすすめしたい。
そして社員にも同じように、自分専用の個人マニフェストを持たせてあげよう。

一冊のファイルの前半が会社経営編、後半が個人経営編となったこのファイルは、あなたと社員の人生と経営の司令塔になるはずだ。