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パーディアムを意識する

理想を言えば、力があって、頭も良くて、金もあって、時間もあって、夢もある、そんな人間になりたい。

金持ちの基準が幾らなのかは知らないが、単純な年収比較をしても意味がない。

例えば、年間3,000時間働いて3,000万円を得る人と、1,000時間働いて2,000万円を得ている人とを比べた場合、年収の多いのは前者だし、時間給が高いのは後者だ。

時間よりもお金を大切にしたい人は前者的生き方をめざし、時間を尊重したい人は後者的生き方をめざすだろう。それはあなたの選択の問題だ。

要するに、収入を目標に掲げるだけではなく、費やすつもりの時間も目標に掲げようということだ。
さもないかぎり、年収目標はめでたく達成したが、それ以外のすべてを失った、という結果になりかねない。

会社のビジョンを掲げるとは、会社の年収、つまり年間売上高だけを目標にしていてはならない。何人の社員でその売上を達成し、一人あたり年間何時間の労働でそれを達成したいのかを決めよう。

『プロフェッショナル原論』を書いた波頭亮氏は、著書のなかで、パーディアム(日当)という言葉をつかって紹介している。
年収2,000万円でもパーディアムが20万円と評価されるよりは、年収1,000万円でもパーディアム50万円と格付けされる方が遙かにうれしいプロフェッショナルが多いという。

自分のパーディアムは今、幾らか。
そして幾らになることを目標にしているのかを意識しよう。同様に、社員にもそれを意識させることがプロフェッショナル化に欠かせないはずだ。