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部下のTO-DO

今日も新卒学生採用のブースに出展している。去年はとり損なったので、今年こそとるつもりなのだが・・・。

「連休が明けたら三名の内定者全員から内定辞退の届けがきた。何か手を打たないと、このままでは大変なことになる」と愛知中小企業家同友会のS社長が語るように、今年の求人戦線は昨年までと比べ、はっきりと空気が変わった。

好景気を背景に大企業の求人意欲が強まっている。その結果、全国的に求人難だと言われるのだが、特に愛知県は厳しいようだ。

中小企業の有効求人倍率にいたっては約5倍だと聞く。その一方で、社員数が1,000名超の企業になると、とたんに求人倍率が下がり、0.77倍程度とか。
つまり、大企業は今なお買い手市場が続いているが、中小企業は今年から、買い手市場から売り手市場に切り替わったわけだ。

新卒・既卒・中途・パートアルバイト、あらゆる手段を駆使し人材の争奪合戦が繰り広げられているのが今の日本である。
単純に採用のための費用予算を増やすだけでなく、人材を引きつけるための工夫が必要で、心して求人活動に臨まねばならない。

さて今日は、求人の話がメインではない。部下のTO-DOリストについて考えてみたい。

部下をもっておられる方ならば、誰でも一度は部下の仕事ぶりに業を煮やした経験があるはずだ。
部下はサボっているわけではなく、一生懸命残業してまで仕事しているのに、上司から見れば仕事が遅い、という経験があるだろう。

「あいつ今、何の仕事やってるのだろう。どうしてあの仕事にこれだけも時間がかかるんだ?」という気持ちになる。
腹が立ってくるが、それでもじっと耐えて待っている。

どんな規模の会社だって上司は部下の仕事の優先順位に、もっと積極的に関与すべきだと思うのだ。

そこで私の会社で使っているツールをご紹介しよう。

すでに万単位の利用者がいる「チェックパッド」だからご存知の方も多いはず。
最大の特徴は、オンラインのTO-DOリストであることと、部下とTO-DOリストの共有ができる点にある。部下のTO-DOリストに上司が直接書き込みできるし、順位の並べ替えだって本人だけでなく上司もできてしまう。

「がんばれ社長!」スタッフ4名のチェックパッドの中味はこうなっている。

1.2007年年間目標
2.5月月間目標
3.5月9日のTO-DOリスト

これらが4名全員で共有されているし、私はスタッフのTO-DOリストを毎日見るだけでなく、直接、追加削除までしている。
スタッフから、「○○様原稿、明日中提出」というような警告TO-DOが書き込まれる時だってある。

「自由裁量は、秩序・標準化・品質の敵だ」とハーバードビジネススクールのレビット教授が語っているように、自由に伸び伸びやらせるのもよいが、その前提に目標や優先順位が共有されていることを忘れてはならないのだ。

チェックパッド http://checkpad.jp/?