今年からWEBコンサルタントの先生にお願いして毎月一回、名古屋オフィスで三時間ほどミーティングを行ってきている。
テーマは、「がんばれ社長！」サイトの現状把握と課題の抽出、それに、サイト改造計画だ。
お越しいただいているのは大阪の「いなかどっとコム」の石井研二社長（45才）。
きっかけは昨年の夏、WEBコンサルタントとしていくつかの企業顧問をされている石井社長の講演を聞いて、その論理的な考え方と、関西弁を駆使したわかりやすい解説に聞き惚れたのが最初。
ネットに詳しくなくてもこの方の話なら理解できるし、WEBを経営者向けに語られるのでとても分かりやすい、というのが第一印象だった。
いなかどっとコム http://www.quickvalue.net/
その後、偶然にも私がよく利用しているあるサイトが石井社長の指導先であると判明。
そのサイトとは、コクヨの人気サイト「仕事の達人」なのだが、昨年末、このサイトは All About Japan の「スーパーおすすめサイト大賞2006」を受賞している。
「仕事の達人」 http://www.kokuyo.co.jp/yokoku/master/
こうした縁が重なれば、直接アタックあるのみ。何度が接触を重ね、制作はともなわないコンサルテーションをお願いしたのだ。
今年に入って４回のミーティングを重ねてきた。これまで「がんばれ社長！」サイトをずっと担当してきてくれた「ｅチャイナ」の李洲社長も交えて議論し、相当あたまの中が鮮明になってきたし、やるべきことも絞れてきた。
いわゆる「WEB2.0」と言われるような新機軸についてはこれから議論のテーマになるかもしれないが、新しいモノを追い求める前に、まず責任者である私が、このサイトで何をしたいのかをもう一度はっきりさせ、それがどの程度できているか、いないかを総棚ざらえしてきた4ヶ月であった。
また、「がんばれ社長！」サイトの重要な課題のひとつとして、常駐WEBマスターが不在であるとの指摘もされた。
「がんばれ社長！」の場合、通販サイトと違って顧客と速やかに連絡を取りあう必要がないとは言え、ネットに関する新技術・新サービスの動向をウォッチしつづけるためにも、常駐WEBマスターが必要だろうということだ。
そうしたことから、先般、求人募集をかけた。
「果たしてそんなに都合良くWEB技術者が集まるものか？」と思ったが、とりあえず募集してみないことにはわからない。
フロムエー・ナビの5万円の広告枠で、技術者の心をくすぐるような原稿を作ってみたつもりだ。
一週間で15名が反応してくれた。うち、9名と面接した。
そして、結果的には、幸運にも逸材と出逢うことができたと思っている。
連休明けからWEBマスター候補としてＦ君が入社してくれることになったのだ。
Ｆ君は、前職の楽器販売会社でecサイトの立ち上げを担当し、たった2年間で月商を1億2千万円にした実績をもつ23才の男性だ。
一人で立ち上げを担当し、退職するころには、7人のチームのリーダーだったという。
彼の入社時、会社では雑誌通販だけで月商2百万円だったというから、通販部門の売上は、2年で60倍にもなったわけだ。
ちなみに彼が手がけたサイトは楽天市場のホビー部門全体でも最優秀賞をとり、授賞式のときに三木谷社長にも声をかけられたという。
私がＦ君に、「うちの会社も売上を60倍にしてよ」と冗談めかして言うと、彼は真剣な目をして「それは何年以内ですか？」と聞き返してきた。頼もしい。
Ｆ君がどのような方法で売上を2年で60倍にしたのかとても興味がある。
その方法をメルマガやブログにするよう彼を口説いてみるつもりだ。
この際、石井先生にも「ＷＥＢと会社経営」というようなテーマで執筆や講演をお願いしたいと考えている。
もろもろ、お楽しみに！
