未分類

絵が下手なのは問題か

我が子がまだ小さいころ、「犬の絵をかいて」とせがまれた。

「絵かぁ、苦手だな」と思いつつも、紙と色えんぴつまで差し出されてもう逃げられない。がんばって描いたつもりだったが、私の作品をみた子供が泣き出した。
犬とも馬ともわからない動物に子供は驚いたのだろう。

そういえば、手品をせがまれた時も私の稚拙な手さばきが失笑を買った。

絵や手品は苦手だが、作文をやらせたら泣きはしないはずだ。きっとほめてくれる事だろう。
得意なことは繰り返すからどんどん上達するが、苦手なことは避けるのでずっと下手なままだ。

だから「強みを活かそう」ということで、今月、あるコーチから薦められた本を読み始めたが、これがなかなか良い。

自分の強みを客観的に理解し、それを活かすような仕事をしていけば、欠点さえ強みになるというような内容で、ネットにアクセスすれば、「強みファインダー」なるもので自分の強みを知ることもできるようになっている。

『私の頭の中は、ふつうの人とは違うそうです。穴だらけのチーズのようなものだって、この前先生が言いました。その説明を聞いていた時も、チーズと聞いた瞬間にハンバーガーや、ピザや、本の題名を考え出してしまう、迷路のような頭です。』
(杉田知代子さんの手記より)

NHKで放送された話題になった番組だ。
脳性マヒ、そして学習障害という2つの障害をもち、学友からいじめを受けた経験をもつ彼女の手記のタイトルは「頭がチーズだったから」。

杉田さんは中学生のころ、学校の勉強にまったくついて行けなかったという。だが、英語だけは別だった。

『英語だけはなぜか頭に入ってきたのです。日本語に直すことはうまくできなかったけれど、英語の内容は文章を読みながらイメージできたのです。日本語を通さないで、そのまま内容を理解していました』

(「頭がチーズだったから」より)

彼女が大手電機メーカーに就職し、19年間の長きにわたって活躍してこれたのも彼女が英語を仕事にしたから。苦手なことは仲間が補ってくれる。

NHK福祉ネットワーク ↓
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/mon/51205.html

何が苦手か、何が下手かを考えるのではなく、何が得意か、何が強みかを真剣に探してみよう。そしてあなたの仲間や社員、家族それぞれの強みを見つけ、活かすような人間関係を作り上げようではないか。

もっとも子供が泣き出すような絵しか描けない場合、どうするか、それが問題だが・・・。