昨日のメルマガは久々にたくさんの反響があった。特に多かったのは、朝礼を見学したいのでお店を教えろ、というものだった。
それだけ熱心に朝礼のやり方を改善したいとお考えの経営者が多いのだろう。
その中のお一人は、「ひょっとしてこのお店ですか?」とURLまで調べてメールしてくれたが、まさしくビンゴ!さすがだ、そのお店なのだ。
居酒屋「DORAEMON」(ドラエモン)
http://www.draemon.net/index.html
「売り物は笑顔、お持ち帰りは元気」というこのお店では、サイトメニューにも「朝礼」がちゃんとある。そこをクリックすると、
・・・僕らはこの朝礼を、7年前からずっと1日も欠かすことなく継続してきました。僕らにとって朝礼は、人がトイレに行くぐらい日常的行為であり、その反面、甲子園の決勝戦ぐらい1回1回が本気なんです。
「毎日が本気 毎日が本日開店」
朝礼はただやればいいとも思ってないし、ただ大きい声を出せばいいとも思ってません。
「日本一のチームをつくって、東京に進出し、日本一になろう!」っていう7年前にみんなで語って掲げた夢と熱意を忘れないように、毎日初心に帰る為にやってるんです。
だから毎日が本気勝負ですし、毎日が本日開店の気持ちなんです。
・・・
とある。同社の朝礼のやり方や朝礼見学の連絡先まで明記してある念の入れよう。
ご興味がある方は、見学に行くと良かろう。ただし、見学だけして帰るのも申し訳ないので、ちゃんと夕食をとって帰るのがマナーだろう。
2年前には渋谷のリンクワンさんの朝礼をご紹介したが、こちらでも短いながらとても緊張感とさわやかさがある朝礼が行われていたのを記憶している。
毎日行う朝礼だからこそふつうはマンネリに陥りやすい。だからこそ特別な工夫が必要なのだろう。朝礼がしっかり行われるようになれば、問題の多くは解決するのではなかろうか。
リンクワンの朝礼 ↓
http://www.e-comon.co.jp/magazine_show.php?magid=933
昨日届いたメールの中にこんなのがあった。
「朝礼のネタが続きません。経営者として毎日のように何か話すというのは正直骨が折れます。かといって当番制にしたところで朝礼が活性化するわけでもなくお互いの負担が減るだけのことです。ネットでいつでもコミュニケーションできるようになった今でも、朝礼って本当に意味があるとお考えでしょうか?」
「あなたが決めれば良い」というのが私の考えだ。
朝礼というのはあくまでコミュニケーションの手段や場であって、他に優れたものがあるのなら、それに固執する必要はない。
だが、物理的に朝礼を行うことができないのなら話は別だが、もしそれが可能ならば、互いに顔を見あって決意を新たにし、諸連絡も一気にすませることができる朝礼を活用しない手はないだろう。
ちなみに、私のオフィスでも毎朝、朝礼を行っている。業務連絡が中心のささやかな朝礼だが、「じゃあ、今日も一日よろしくお願いします!」と締めて仕事を始めると気持ちが良い。
私自身は、大半が出張で不在だがスカイプがあれば毎朝朝礼できるのだ。
「スカイプやる気朝礼」みたいなものを開発したくなった。