「リーダーのための宿泊座禅セミナー in 札幌」が開催されることになった。座禅が初めての方は5日間以上の宿泊座禅がおすすめだが、経験者の方は一日単位での参加も可能。
私も18日からの参加申込みを済ませた。
以下にその要項を記す。
・タイトル:『リーダーのための座禅接心会』
少林窟道場・宿泊座禅一週間セミナー
・期日:2006年9月17日(日)13:00~9月24日(日)11:00
・会場:札幌市中央区南20条西5丁目1ー1
宿泊セミナーハウス「VIVOプラザ」
・費用:10万円(7日間の宿泊、食事、研修費すべて込み)
一泊1万5千円
※初めて参加される方は、5日間以上をおすすめする。
・申込み・問い合わせ:有限会社プラザ・エイチ・ケイ
電話 011-511-0540 FAX 011-562-9332
mail: oota@hk-plaza.co.jp
・詳細: http://www.vivoplaza.jp/event.html
若き修行僧・道元が、中国で盛名を馳せていた禅師に出合った。そして永年の疑問を尋ねた。
「我はいかなる修行をすべきか」すると、意外な答えが返ってきた。
「いかなる修行も必要ない。ただ在るがいい。沈黙し、静かになればその実在でお前はブッダなのだ。お前は、自己の内側以外のところをさがしているから逃がしているのだ。師から師へと変えることでは決して仏性は見つからない。内側へ入るがいい」
そこには坐禅を中心とした本物の修行があった。
後になって道元は次のように語り残している。
「私は昼も夜も坐禅をした。酷暑極寒のおりには病気になってしまう、と多くの僧が坐禅をやめた。しかし私は “病気でもないのに修行をしなかったら中国まできた意味がない。病気で死んでも本望だ” と坐りつづけた」(『正法眼蔵随聞記』)
くる日もくる日も坐禅に打ち込んだ道元。やがて、大悟する。
さて、冒頭の「札幌座禅接心会」で座禅指導してくださるのは、少林窟道場五世道場主・井上希道 老師だ。宗派は道元を開祖とする曹洞宗だ。
私も今春、広島の井上老師の道場を訪ね、一週間参禅した。座禅に興味があったとはいえ、行く前は不安だらけだった。
・座禅特有のあの足組みができないけど大丈夫だろうか
・長時間同じ姿勢でいて、身体が痛くならないだろうか
・眠くなったらどうしよう。あの棒のようなもので肩や背中を叩かれるのだろうか
・そもそも一週間もやれるだろうか?
などなど、表面的なことばかりにとらわれている自分がいた。
だが最初のオリエンテーションですべて問題が解けた。
老師いわく、「足が痛くなれば伸ばして構わないし、片膝ついた坐禅もOK。もちろん、イスOK、立つOK、歩くOK。他人に迷惑さえかけなければ、NGはない。大切なことは、姿勢ではなく全力で今のこの一瞬に気持ちを集中させること。そのためには、呼吸するだけの自分になりきることだ。よって、姿勢などなんでも良いということになる」
何でもOKとはいえ、坐禅入門時において正しい指導者につくことが極めて重要だ。最初に我流でやってしまうと、坐禅は単なる時間つぶしの行為に終わり、いつまでたっても深い部分に踏み込めないことになる。
『坐禅はこうするのだ』(井上希道著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488503129X/
少林窟道場
http://www.geocities.jp/shorinkutu/
自分と呼吸が一体になることで、自分を捨てることが可能になる。
ドラッカーが「革新の鍵は捨てること」と語っているように、禅の悟りにおいても自分を捨てる、忘れることが鍵だ。
札幌から始まる悟りへ旅
『リーダーのための座禅接心会』 http://www.vivoplaza.jp/event.html
セミナーハウス「VIVOPLAZA~ヴィヴォ・プラザ」
http://www.vivoplaza.jp/index.html
8月に開設したばかりの宿泊施設完備のセミナーハウス。
文教地区の札幌南高校の南方で幌南小学校グランド北隣にあり、交通の利便もよく恵まれた環境にある。
約四十人までの研修や会合・パーティーに利用できる心の通うスペースとして、料金も既存のホテルやセミナー施設よりリーズナブルなので、非凡会・非凡塾を始め多くの皆様にご利用いただきたい。
電話 011-511-0540 FAX 011-562-9332