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シアトル紀行

意外なことに

日本の都心でコンビニを見つけるのは簡単です。すごくたくさんあるから。
バンクーバーやシアトルでスターバックスコーヒーを見つけるのも簡単です。大通りでは四つ角の対角線に店舗があるなど、名古屋の有名店「世界の山ちゃん」(手羽先)みたいな高密集型出店戦略でした。

その一方で、シアトルの夜。飲み物がほしくなってコンビニへ行こうと外へ出たのですが、一時間さがしてもコンビニはありませんでした。
一体どうしたのでしょう?スタバの多さとコンビニの少なさが対照的なシアトルでした。

インターネット環境

今回はバンクーバーでもシアトルでも三つ星のホテルにしました。贅沢は子どものためになりませんから、一泊一万円程度という予算に。
ドアマンやポーターはいませんし、部屋に冷蔵庫もありません。いや、部屋の中が冷蔵庫のように冷たいというべきか。(エアコンが操作不能)

でもネット環境には不満なし。
どちらのホテルもフロントに申し込めば室内で無線LANにアクセスできるIDとパスワードをくれます。
バンクーバーは有料(一日14ドル)、シアトルは無料でした。どちらにしても、もはや世界の主要都市ではネットの心配ご無用ということなのでしょう。

長女とtrevan(トレバン)君と下駄

三年前、長女と高校合格祝いでボストン・ニューヨークへ行った時のこと。大好きな教科の英語がまったく通用せず、理解もできず惨敗した長女。
この挫折を取り返そうと、日本に戻ってすぐにMSNメッセンジャーを使って外国人の英語チャットフレンドを募集したそうです。その時、応答してくれたのがトレバン君で長女と同じ19才、シアトル近郊在住。

三年間のチャットとスカイプ交流が実って、彼の本拠地・シアトルへ訪れることになったのが今回の旅行です。

シアトルで彼と合流。スタバで三者ミーティングをしましたが、相当彼は緊張していたらしく、ほとんど無口でした。
でも私が彼のために持参した「下駄」をプレゼントすると、彼は少年のような笑顔をみせて、「ベリークール!」を連発。長女との夕食会でもさかんに下駄の話題をしていたそうです。
同じく持参した「おかき」は、食してみても笑顔がなかったそうなので、リスクのあるお土産を持参するときは二種類用意するのが鉄則?ということか。
それにしても、三年前はダンキンドーナツで買い物するにも緊張していた長女が今回は、初対面のアメリカ人と夕食+ショッピングをするというのですから三年間とは大した時間なのです。

織田(おりた)さん

シアトルをホームタウンに全米で(最近は日本でも)活躍中の広告コンサルタント織田浩一さん。
彼が翻訳監修した『テレビCMの崩壊』という本が日本でも大ヒットとなり、業界を騒然とさせています。

テレビCMの崩壊 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4798111147/

アメリカでは日本よりも顕著にテレビCM離れが加速し、それにかわってネット広告などが快進撃。
この本は、単純にテレビからネットにCMが移行するという話ではなく、根本的にテレビというメディアが賞味期限を終えようとしている現実をみつめ、マス(マスメディアやマスコミ)という一方通行のコミュニケーションに限界がきていると警鐘を鳴らします。それに変わってキラーコンテンツになってきたのが、コミュニティだとも。

日本でも引っぱりだこになった織田さんとシアトルで会食できたことはラッキーでした。「がんばれ社長!」を読んでくれているというのにもびっくり。それにしても素敵なシーフードレストランでご馳走していただいて感謝。今度は東京でおかえしします。

織田さんのブログ http://adinnovator.typepad.com/
織田さんを紹介してくれた「百式」 http://www.100shiki.com/

パイク・プレイス・マーケット

米国テレビ局CNNが「アメリカで一番わくわくする会社」と認めたパイク・プレイス魚市場。シアトルの中心地にあり、もちろん見学してきました。行った時間が遅かったのか、カニもサーモンも飛ぶようには売れていませんでしたが、このお店だけ他店と違って、ギャラリーが取り囲み、スタッフの動きを見守っているのです。
そして、ついにひとりの男性がサーモンを購入。体長1メートルほどの巨大なサーモンですが、市場のスタッフがこんなセリフを発します。

「アラスカ産のピチピチ・キングサーモンをネバダのトムさんがお買い上げ。今すぐアイスボックスに入ってネバダの砂漠まで飛んでいけ~っ!」

こんな感じで放り投げます。↓
http://www.pikeplacemarket.org/livefiles/Template1/1/market_tour_launch.jpg

その声と同時にサーモンを一段高いところにいる担当者に放り投げ、文字通り魚が宙を飛んでいくのです。それを見事キャッチするとギャラリーが大喜びするのです。
カニを6パイ買った女性のときには、スピードガンで時速80キロは出ているようなスピードでカニが投げられますが、これも見事にソフトキャッチ。彼らはこんな練習ばかりしているのでしょうか。でも楽しい。

このマーケットにはこのお店以外にもカニやサーモンを売っているお店がありますが、集客の数も売上も別格のようでした。結局一時間ほどこのお店の前でパフォーマンスを楽しんでいたでしょうか。

ちなみにこの市場、『フィッシュ』というビジネス書に出てきます。
興味のある方はどうぞ。

フィッシュ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4152083263/
公式サイト(英語)
http://www.pikeplacemarket.org/frameset.asp?flash=true

スタバ発祥のお店

パイク・プレイス・マーケットの一角にスターバックス発祥のお店があります。創業者のシュルツ氏がこのお店に日参して経営権を買い取ったというあの伝説のお店です。今では、スターバックスチェーンのなかの一店舗という扱いですが、ここのお店だけロゴが違います。
お客さんもその歴史をよくしっていて、店内は大混雑。
私は本日のコーヒー(hot)を頼みましたが、普段名古屋で飲んでいるコーヒーより150%ほど美味しい!

詳しくはこちらのSNSで先行して始めたブログでご確認ください。

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マリナーズの本拠地・セーフコフィールド

野球を観るつもりではなかったので、公式戦日程をチェックせずにシアトルに来ましたが、案の定マリナーズはロスに遠征中。
でもめげずにセーフコ・フィールドに行ってみると、なんとセーフコフィールドツアーなるものが一日3回行われていました。
我々は午後2時半のコースに参加しましたが、1時間半みっちりフィールドの中をガイド付きで見学させてくれました。30人以上いましたが、12人は日本人だったため、日本人ガイドも付いてラッキー。
年間シーズン席やプレス席、オーナーズルームや監督室、ロッカールームやベンチなどなど、日頃想像でしか知らなかったあの場所をすべて見学できました。しかも料金はお一人7ドル。最初は興味なさそうにしていた長女もさすがに興奮して写真を撮りまくっていました。
売店で売っていた公式試合球(今年の7月4日、エンジェルス戦で使用した実物)を私は35ドルで購入しました。汚れ具合が絶妙で、メジャーのボールをさわることでメジャーの志を忘れずにいようと思います。

セーフコはすごく野球場らしい野球場なので気に入りました。次回はヤンキース戦かレッドソックス戦に照準を合わせて訪れたいと思いました。

こちらもブログでどうぞ。
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さあ、これで旅行の公式日程終了。明日は正午にシアトル空港に入り、午後のフライト(ノースウエスト)で成田を経由、名古屋へ向かいます。

あとは苦手な荷造りを克服するのみ。