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メールマガジン戦略

「がんばれ社長!今日のポイント」の発行も今週には400号に到達する。我ながらよく続いていると思うが、周囲を見てみると1000号を突破している老舗マガジンもある。「がんばれ社長!」が固まるのはまだまだ早い。まだ新興マガジンに過ぎない。これからが本当の成長を遂げるべき挑戦者だと思っている。

単独作者で日刊マガジンを発行し続けるということは決して楽な作業ではない。
しかもマガジンの内容は毎回違うもので面白く、読者が増えていかねばならない。増やすことが目的ではないが、長期にわたって増えないのはどこかが変だ。

マガジン発行者の多くが絶えず考えていることは、

・いかに発行を続けるか
・いかに質を維持・向上するか
・いかに読者を増やすか
・いかに読者と自分の利益につなげるか

ということではないだろうか。

ちなみに、私がいつも刺激とヒントを受けている日刊マガジンはこの4紙だ。

百式(東京、田口さん)http://www.100shiki.com/
ウエブキャッチ(静岡、山本さん)http://www.webcatch.com/index.html
経営戦略考(神奈川、森さん)http://www.mori-office.com/
今日の雑学+(京都、小橋さん)http://www.zatsugaku.com/

余談めくが、「百式」の田口さんは驚異だ。何が驚異かというと、本当に「毎日」発行なのだ。日曜日も祝日も関係ない。たしかお盆も正月も関係なく発行しておられるはずだ。発熱で寝込んでおられても発行する。

さて、これらのマガジンは、すでに充分に著名なマガジンなので多くの方がご存知だろう。だが、この4紙の驚くべき点は、読者数の多さだけでなく、いつもみずみずしいということだ。
受信トレイの中ではおなじみのタイトルだが、マガジンの内容やサイト内外でのサービスは革新し続けているのだ。他にもこうした良質なマガジンがあると思う。

参考になるのはマガジンの内容だけではない。経営姿勢も参考になる。魅力的な無料メールマガジンの発行を通して読者を集め、そこから新しい価値を生み出していこうとする積極姿勢が刺激になるのだ。

そうした意味で、マガジンの発行は、個人でも法人でも戦略的なマーケティングツールになり得るということを示してくれている。

問題はどこまで読者数を増やせるのか、だ。インターネット人口は3000万人を突破したというが、メルマガ人口は正確な統計がない。
「ウィークリーまぐまぐ」の配信部数が370万部なので、それを上回る読者人口がいることは間違いない。仮に500万人をメルマガ人口と仮定しよう。
「がんばれ社長!」は経営者マガジンなので、読者の中で経営者が1割いると仮定。その計算結果がマーケット人数だ。
500万人×10%=50万人

つまり50万人の経営者がメールマガジンを利用している。あとはそのなかのシェアだ。
シェア30%を目標に掲げると、50万人×30%=15万人 となる。

メルマガ人口は増えてゆくが、それを無視しても50万人のマーケットがあり、その中の3割を目標にしても15万人には、私のマガジンが届く可能性が充分にあるということだ。

当面は、同一ジャンルのマガジンで読者最大手までは伸びるはずだ。となると5万人が次なるターゲットか。

「がんばれ社長!」は今年4300名の読者数でスタートし、いま11000名超となった。約3倍になったが、これはほぼ目標通りのものだ。
またサイトアクセスも21,000から95,000へと伸びた。これまた計画通りに推移している。

次なる私の課題は、

いかに発行を続けるか
時間面、精神面で負担を軽くする方法を考案する。そして自分も楽しめること。

いかに質を維持・向上するか
勉強と情報収集、そしてアイデア

いかに読者を増やすか
読者を増やすための手を打ち続ける。目標を掲げる。

いかに読者と自分の利益につなげるか
ここが最大のポイント。テストマーケティング、そして選択と集中

だと考えている。このテーマ、いずれじっくり掘り下げてみたい。