Best of がんばれ!社長  武沢 信行

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「経営者ニューロン」を養う

      2014/08/04

Rewrite:2014年4月2日(水)

経営の課題や問題、夢やアイデアなど、書いて書いて書きまくるという経営者のための「計画合宿」を時々開催する。多くの受講者が、書くというアウトプット行為を通して埋もれていた新しいアイデアがわき出る経験もする。また、書き尽くしたものをみて、自分自身を第三者的に捉え直す目も養われる。さらには、参加者同士が互いのものを見て、それに触発されるケースもある。

それはち脳に似ている。脳にはニューロンという神経細胞があり、情報処理用に特別な分化を遂げたものだ。このニューロンのおかげで私たちは、様々な知識や情報を組み合わせ、それを活用することができるのだ。頭が良い人とは、知識が多い人ではない。知識は少ないよりは多いに越したことはないが、ニューロンの発達がなければ知識が知恵や行動に結びつかない。

「経営者ニューロン」とは私が勝手に名づけたものは、夢と現実をつなげるための虹の架け橋となる能力だ。その能力は、作文能力と計数能力からなる。頭にある思いや願い、それに希望、欲望、夢、執念、哲学、不満、不安、迷い・・・それらはすべて頭の中で発生し、発酵している。

それらを紙に書き出すときに必要になるのが作文能力だ。

作文能力は、おおむね読書量に比例する。日報が書けない社員は日頃ほとんど読書をしていないはずだ。それと同じように、思いを文章にできない社長は絶対的な読書量が乏しい。
新聞や雑誌でも構わない。娯楽小説でも構わないので、とにかく興味をもって何かを読むことで作文能力の基礎が養われる。あとは、練習と実践あるのみだろう。

次いで計数能力だ。
中小企業の場合、多くの経営者が自社の決算書に無関心な人が多い。かといって、売上や利益に関心がないのでない。決算書という特別な書式で表された成績表に関心がないのだ。たしかに決算書を見なくても経営は出来る。だが、決算書が読めなくては的確でバランスのとれた経営目標は作れないのも現実である。薄い本一冊程度の知識で充分なので、決算書の構造を理解しようそうすることで、すべての目標は言葉だけでなく数字でも表現できることに気づくことになるだろう。

社長業とは、思いを現実にする職業だ。思いの内容は様々ある。

・物心両面で社員を幸せにしてあげたい
・すべてのことに最善を尽くす人間集団でありたい
・お客様に喜ばれ、愛され、支持される企業でありたい
・地域社会ならびに日本、そして世界に貢献したい
・人が安心して働き、育つ会社でありたい
・家族に充分報いてあげたい
・ゆとりある資金力と強じんな財務体質を築きたい
・業界のリーディングカンパニーになりたい
・技術力と製品力においてオンリーワンと呼ばれる存在でありたい
・仕事を通して豊かな人間関係を築きたい
・・・etc.

これらは社長の「思い」だ。願望でもあり、夢でもあり、決意でもある。これらの「思い」を凝縮したものが経営理念や経営哲学となって文章化される。

1.あなたの「思い」をすべて文章にしてみよう。
2.文章になった「思い」を数値目標に置きかえよう。

「夢」とは、言葉や概念だ。
「目標」とは、夢に期限と数字を加えたものだ。
「計画」とは、目標を達成するための方法論だ。

これらが3点セットになって夢は実現する。このプロセスで必要なのは、作文能力と計数能力の二つだ。その二つの能力があることによって、目的地から今いる地点まで縄ばしごを降ろしてきてくれるのである。

そうした作業を一人でやれること、いつでもやれること、そうなるように自己を鍛えていこう。

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