体験：新宿 VR ゾーン

新宿 VR ゾーンが昨年、東京の新宿歌舞伎町にオープンした。
場所は新宿コマ劇場の敷地後にたった新宿東宝ビル（実物大ゴジラが目印）のすぐ近く。

オープン当初は大混雑で、数分から10数分の VR 体験のために数時間待つこともあった。
いまでも週末は大変混み合うそうだが、私はスタッフとアマゾンセミナーを受けた月曜日の昼間に行ったせいか、長くて30分待ちだった。
それでも館内には白人男性のグループや中国系の人たち、夏休みとみられる日本人の若者などでほどよく混み合っていた。

館内の VR は HTC 社の VIVE の上位機種である VIVE Pro を使っている。
現時点で体験できる最高峰の VR で、「さあ、取り乱せ」というキャッチコピーもあながち大げさではない。
ラガーマンのようないかつい体格をした白人男性グループが真っ先に向かったのは意外にも『脱出病棟オメガ』というホラー体験。
彼らが泣きそうな声で助けを求め始めるまでわずか1～2分しかかかっていなかった。

私は一番長い行列に並んだ。
『極限度胸試し高所恐怖 SHOW』という VR アトラクション。
地上200メートルのビルの屋上から突き出た板の上にいるネコを救出する。
途中、横から強風が吹いたり、予想外のことが起きて驚かされるというもの。
恐がりの人なら足がすくんで一歩も歩けないだろうし、途中でリタイアする人も実際にいるそうだ。
「いかなる理由でも、このチケットはお戻ししません」と何度も女性スタッフが念を押したが、私は Oculus Go で免疫があるので、平然とミッションをこなした。

私と一緒に行ったスタッフは『ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波』を真剣にやり過ぎて筋肉痛になっていた。
私はもうひとつ『釣り VR』に挑み、その日の記録を更新する80センチの魚を釣り上げた。
館内の一番人気は『マリオカート アーケードグランプリ VR』だが、行列が長かったので我々はパスした。

新宿 VR ゾーンを運営するのはバンダイナムコアミューズメントで、新宿での成功を確認してこの秋、大阪にも出店する。

新宿で体験できる VR は次の通り。ヒカキンの解説動画もある。
→https://bandainamco-am.co.jp/others/vrzone-portal/

また、スケールはやや小ぶりながら、こちらにある全国のショッピングモールなどでも同様の VR体験ができる。
北海道から九州まで網羅しているので、この夏休みに体験されてはいかがだろう。
→ https://bandainamco-am.co.jp/others/vrzone-portal/