その他

人の命は地球より重い、が・・・

がんばれ!社長の読者イベント「がんばれ!ナイト」は毎年2~3回ほど東京と名古屋で開催している。メルマガ読者か、ご友人であればどなたでもご参加いただけるものだ。

「がんばれ!ナイト」の魅力はなんといってもゲストスピーチ。
毎回、その道のエキスパートや旬の方にご登壇いただく。
4月12日(木)の「がんばれ!ナイト」東京には、元・防衛大学校副校長、北部方面総監などを歴任ののち、2012年に退官された千葉徳治郎様にスピーチをお願いした。私は以前から「千葉先生」と呼ばせていただいているので、今日もそうしたい。

まず千葉先生の略歴から。

S28.10岩手県生まれ
S44.3 岩手県大東町大原中学校卒業
S44.3 陸上自衛隊生徒       (武山)
S48.4 防衛大学校学生       (横須賀)
S52.3 幹部候補生学校候補生    (前川原)
S63.8 第44普通科連隊第4中隊長  (福島)
H03.7 米陸軍大学指揮幕僚課程学生 (米国カンサス州)
H11.7 第10普通科連隊長      (滝川)
H13.1  陸上幕僚監部人事計画課長  (市ヶ谷)
H14.12 東北方面総監部幕僚副長   (仙台)
H17.7 東京地方連絡部長      (市ヶ谷)
H18.8 東部方面総監部幕僚長    (朝霞)
H20.8 第10師団長         (名古屋)
H21.7 防衛大学校幹事(副校長)  (横須賀)
H22.7 北部方面総監        (札幌)
H24.7 退官

15歳から60歳までの筋金入りの自衛官である。
東日本大震災が発生する3週間前に北部方面隊の災害派遣計画を完成させ、発災直後から主導的に災害救助対処をされた。
退官されたのちは、企業顧問などをされながら、陸上自衛隊の幹部や企業幹部等にリーダーシップの講話を数多く行っておられる。

「命令」という言葉は「命」(いのち)の「令」(いいつけ)と書くが、自衛官にとって最大の使命は国民と国土の安全を守ること。
部下の命をあずかる上官の命令は絶対であり、それだけに上官たるもの、いつ何があっても慌てず、瞬時に判断できるような準備をしておかねばならない。

縁あって三度、千葉先生のお話をうかがう機会があった。そのたびに感じるのは千葉先生の目の光である。柔和な表情と口調のなかに、人間の生き死にをたくさん見てこられたサムライの目がそこにある

千葉先生はリーダーにこんな訓話をされる。
日ごろから身辺を整理しておくこと。また、家族が困らないよう手紙を書いておくこと。要するに身ぎれいにしておくのが自衛官のたしなみのひとつだったとか。
じつは、その手紙を書くことが誤解を生んで、「千葉総監は部下に遺書を書かせている」と赤旗新聞で攻撃されたこともあったそうだ。
そのときの心境を私が尋ねると「書きたいように書かせておけばよい」と一笑に付した。
いつ何があっても良いようにしておくのは、侍、軍人とつづく男のたしなみで、それを教えて何が悪い、と言いたげだった。

4/12(木)の「がんばれ!ナイト」では千葉先生にリーダーシップを語っていただく。
だが、お話の半分ぐらいは自衛官時代の出来事であり、どれも生々しく、そして聞く者の心を打つはずだ。

私はいつも千葉先生のお話の最中は背筋がシャンと伸びる。どうしてだろう?最初は不思議だったが、命をかけて戦った(守った)人のオーラがそうさせるにちがいない。
「人の命は地球よりも重い」というが、地球より重い自らの命を賭してでも守るべきものを守ってきた人の生き様がそこにあるからだと思う。

4/12(木)がんばれ!ナイト東京 → http://ganbare.biz/comon/?p=799

同じ日、昼のセミナーも一緒にいかがですか?
4/12がんばれ社長!セミナー →  → http://ganbare.biz/comon/?p=1000