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基礎ができていると強い

電卓の基本技術のひとつ「定数計算」は24歳のとき会社の研修で習った。たとえば、100万円を毎年5%ずつ増やしていったら30年後には幾らになるか、といった計算のとき「定数計算」の機能をつかう。
もし100×1.05=105、105×1.05=110.25、・・・などと計算していたら時間がかかってしようがない。そこで役立つのが「定数計算」なのだが、操作方法は電卓メーカーによって異なる。スマホの電卓アプリの一部ではこれができないので要注意。

同様に電卓の「M+」や「M-」「MRC」「GT」(グランドトータル)なども学んだが、小売業の現場でつかって大いに役立った。

忘れもしない。20代後半のある日、社長の指示で「マネジメントゲーム」の公開試合に出場した。社内では無敵だった私だが、このときのグループにポケットコンピュータ片手にプレイする人が参加していた。たぶん私と同世代だと思う。彼はポケコンをつかって関数計算し、原価率と利益率を計算していたのだが、彼に圧勝されてしまった。
電卓だけで経営していた私たちは見事に惨敗したのである。そのとき、ビジネスは数字に強くなければ勝てないことを思い知った。

Excel や Wordも使いはじめのときにパソコンスクールで学んだ。
それ以前はワープロ専用機を使っていたが、スクールで基礎をしっかり学んだおかげでパソコンにすぐに移行でき、ソフトの恩恵を感じることができた。今日も Excelや Wordのお世話になっている。

勉強でもスポーツでも仕事でも、最初のうちにしっかり基礎を学んでおくのとそうでないのとでは、その後の成果に差が付いて当然だ。

小学校、中学校、高校の授業をあまり聞いていなかった科目は今も苦手だ。私の場合は、理科(とくに物理と生物)は知識に乏しい。
もっときっちり勉強しておきたかったと思うことがある。

だが、最近は「スタディサプリ」など手軽に勉強をやり直せるようになった。後悔先に立たずと言うが、先に立つ時代なのだ。ネットを使っているので自分のペースで勉強できて料金も破格の安さ。親子一緒に学べばより楽しい。英語も学べるので社会人利用者も多いようだ。

★スタディサプリ https://studysapuri.jp/contents/promo/pc/top2/

基本ができていると崩れない。崩れかかったら基本に戻れ。

今日は基礎学習の大切さをお伝えしたかたったのだが、最後に基礎的な小技をひとつご紹介。

「72÷〇=2倍になる年数」

〇のなかに希望の成長率を入れよう。例えば10%成長したければ10と入れる。そうすればあなたの会社の売上(粗利益)が2倍になるのに要する年数がすぐに計算できる。

今日はここまで。