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ウィークリー雑感

紙レス

岡山の池本行則さんから次のようなメールが届きました。

・・・新しく始まったNHKテレビ番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』のサイトにある「社長の道具」のページはご覧になりましたか?
名刺整理を「デジカメ」でしてしまうのが、星野流とか。
武沢先生も、日々名刺交換をされていると思いますが、どのような整理法をされているのでしょうか?
・・・

<武沢より>
私の場合、文具店で買ってきた名刺専用ファイルにあいうえお順で保存するという伝統的な方法ですが、うまく機能していません。
テレビで見た星野さんのスタイルは、完全なペーパーレス(以下、紙レス)でご自分専用の机をもたない主義なので、いつも違った部署で仕事をしているそうです。
整理整頓のためだけでなく、場所に拘束されずに済むという目的からもっと紙レスに取り組まねばならないと私も思っています。

紙レスといえば、こんな新聞記事がありました。
(以下、日経産業新聞、05年9月2日(金)号より要約・抜粋)

個人専用の机よさらば フリーアドレスオフィス

「NECブロードバンドソリューションセンター」(JR品川駅港南口)のオフィスには個人専用の机がない。大型の共同机だけが点在し、各営業チームを仕切る壁もない。頻繁に出入りする営業スタッフは、ノートパソコンを片手に空いている席に座る。
510人の営業スタッフ・エンジニアに対し、座席数は六割しかない。ここは最新のIT機器を使った営業オフィス兼ショールームでもある。
日本IBMも箱崎事業所の営業部門、約五千人を対象にフリーアドレスオフィスへの移行を進めている。これに先立って、製造業を顧客とする九百人の営業チームで試験導入、半年間の評価作業を進めた。その結果、座席数は在籍スタッフの半分で足りることがわかったという。営業など外出する社員が多い部署では、全員分の座席を設ける必要がないからだ。
実は日本IBMではバブル期にも、営業部門でフリーアドレス制を導入したことがある。しかし時間がたつにつれ、各自が座る位置が固定してきた。机に私物を残すようになり、営業用の文書や私物を保管する移動式の引き出しを置きっ放しにするようになったバブル期のフリーアドレスは、オフィスの資料の高騰や増加するOA機器の設置場所を確保するための省スペース化が狙いだった。だが、当時の導入企業の多くは、フリーアドレスをやめている。

個人保有の書類の8割廃棄指示・・「紙レス」がカギ

日本IBMは今回、近くに倉庫を借りて社員の保有文書などを保管するようにした。必要なときに随時、配送してもらえる仕組みだ。
だが、次第に資料の配送依頼は減っていった。「慣れてみると、実は使わない資料が多いと分かるようになる」。
オフィス改革を担当する山本智己理事は解説する。手元に置きたい資料はデータ化し、パソコンなどに取り込むようになった。NECは、半ば強引にペーパーレス化を促す方法を採った。「個人保有の書類の八割を廃棄せよ」。フリーアドレスオフィスに移る社員に、こんな指示が飛んだ。必要な文書類はデータ化して保存するほかない。
NECではコピーやプリントアウトする紙の量が三分の一に減った。日本IBMも文書収納量が三分の一に減るなど効果も出ている。両社とも、私物用としては、扉が四十センチメートル四方の小型ロッカーを用意するだけだという。
(以上要約・抜粋)

紙による書類やFAX、名刺や郵便物、雑誌などはストックするのではなく、大胆に捨てる。どうしても必要なものだけをデジタルデータ化するという発想が必要でしょうね。
今年はシンプルなオフィス環境を作りあげたいものです。

中国メルマガ

中国語版のメルマガ「がんばれ社長!」の読者が12月の一ヶ月で4,000人増え、今8,000人になりました。一万人を突破した段階でいろいろな双方向型試みを開始するつもりでいます。
たとえば、中国人ビジネスピープル同士のメルマガ広告、読者と作者のQ&Aコーナー、「読者の声」を集める掲示板など、いろいろテスする予定。
その次の段階で日中交流に結びつける計画でいます。
まずは、アイデア整理のため、週末に中国へ飛んで現地スタッフとミーティング、火曜日に帰国する予定です。



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