経営理念を実効あるものにするために
経営理念や社是、社訓を作ってみたが、何にも効果がなかったという会社が少なくありません。理由はカンタンです。それらを作り、発表することだけで満足してしまい、浸透策を考えていないケースが大半なのです。
理念が日常業務とリンクして語られる必要があります。
グッドウィルグループ代表の折口会長が自著『プロ経営者の条件』の中で同社の社是や理念、十訓などを紹介しています。それによれば、
社是:「弛まぬベンチャースピリット」
企業理念:拡大発展、社会貢献、自己実現
十訓:一.お客様の立場にたて、究極の満足を与えよ
一.夢と志を持ち、常にチャレンジせよ
一.困難の先に栄光がある、逆境を乗り越えよ
一.物事の本質を見抜け、雑音に動じるな
一.原因があるから結果がある、公正に判断せよ
一.積極果敢に攻めよ、守りは負けの始まりなり
一.スピードは力なり、変化はチャンスと思え
一.自信を持て、謙虚さと思いやりを持て
一.笑顔と共に明るくあれ
一.正しくないことはするな、常に正しい方を選べ
とあります。抽象的になりがちな社是や理念を日常の行動規範にまで落とし込むと実践しやすくなります。
こうした例も参考にして、理念や社是をかけ声倒れに終わらせない知恵を発揮しましょう。
『プロ経営者の条件』 → http://mo-v.jp/?700
新入を育てる情熱に経営者の意思をみる
新卒の学生採用や経験者の中途募集など、いずれの場合でもどの程度の新入社員教育を行っているかに企業力をみます。いや、経営者の姿勢をみることができると言って良いでしょう。
船井総研のノウハウがいっぱい詰まったセミナー「新入社員スピード戦力化ノウハウ公開セミナー」は、次のようなテーマをお持ちの方に最適だと思います。
・はじめての大量採用。この若者達をどうやって教育していこうか
・大量採用をはじめて数年たったが、そろそろ教育に本腰を入れたい
・ずっと新人教育をやっているがマンネリ化。もっと成果を高めたい
・ベテラン社員の意識向上を待っているのも限界。若手に賭けたい
・採用人数は少ないが、入社させる以上は確実に戦力化したい
・内定辞退で予定人数を確保できないことが多い
小冊子ももらえるようだ。
⇒ http://www.271jinzai.com/koukaikensyu/speed.html
役員賞与を損金に
今週の新聞で、「役員賞与を損金計上する」ための議論が始まっていることが報じられました。
役員報酬=生活保証+成果還元 なのです。
生活保証は、毎月決まった役員報酬で。
成果還元の部分は、決算期にあわせて業績に応じて支払う。ところが業績に応じて報酬を支払おうとすると、損金計上が認められないのが今の日本の税制です。
アメリカでは上場企業など一部限定ではあるものの損金計上が認められています。ぜひ、これを機会に上場企業だけでなく、意欲ある中小企業やベンチャーにも役員賞与損金算入を認めるよう希望します。