まずは、余談から。
私にとって未踏の県が7つあったが、昨日の日曜日、米子(鳥取)と松江(島根)を訪問したことで未踏県は二つ減って5つ(大分、宮崎、栃木、群馬、茨城)になった。
断続的に豪雨に見舞われながらも鳥取・境港の水木しげるロードや島根・松江城などにご案内いただいた岡山非凡会の池本幹事長に御礼申し上げたい。山陰は、想像したとおりの面もあれば、意外な面もあって楽しかった。今度はじっくり訪れたい所だ。
もうひとつ余談。
廣島非凡会の翌日、幹事の方々に広島県呉市にある「大和ミュージアム」(正式名称・「呉市海事歴史科学館」)と、尾道市向島町にある映画「男たちの大和」ロケセット原寸大戦艦大和を見に行った。
行きの車中に幹事さんから、「大和ミュージアム」は2時間で出ますからね、と言われたときは、二時間もは要らないよ、と思ったもの。
だが実際に行ってみて、その資料や映像の充実ぶりにビックリ。一日がかりでもう一回来たいと思った。これで500円也は超お値打ち。
「大和ミュージアム」 http://yamato.kure-city.jp/
尾道のロケセットの方は、来年3月末日までの期間限定の公開なので、実寸大の大和の甲板に乗ってみたい方は滅多にないチャンスと思ってお早めに。(こちらも金500円也)
「ロケセット」http://www.ononavi.jp/fan/yamato.html
話題の選挙区、尾道市内で見つけた選挙ポスター掲示板には、連日テレビで見るあの候補者たちの顔写真を見つけ、おもわずデジカメでパチリ。
さて、広島、岡山と続いた週末の非凡会では、主に「私のマニュフェスト2006を作ろう」というテーマでスピーチした。
政治家が政権公約という意味で使うマニュフェストだが、社長は会社のマニュフェストを、管理職は部門のマニュフェストを、家庭は家庭のマニュフェストを、個人は個人のマニュフェストを作るべきだと思う。
そのためには、各政党が作っているマニュフェストを入手したり、サイトで公開されている政策などをみて、ご自身のマニュフェスト作りの参考にしよう。
自民党の「重点政策2006」は次のような骨子になっている。政治と会社経営、人生経営は別ものだが目標や課題の整理の仕方のヒントになるかもしれない。
一、大胆に日本の改革を進めます
1.郵政改革 <自民党は郵政民営化に再挑戦します>
2.政治改革 3.行政改革 4.構造改革特区
5.財政・金融システム改革 6.税制改革 7.社会保障改革
8.司法制度改革 9.男女共同参画社会 10.NPO支援
11.地方の改革 12.新憲法制定
二、地域と都市の再生を目指します
1.地域の再生 2.社会資本整備 3中心市街地活性化
4.中小企業 5.観光立国 6.農林水産業
7.活力ある沖縄
三、世界に羽ばたく文化・産業を育成します
1.国際競争力強化 2.科学技術創造立国 3. 知的財産
4.情報通信
四、安心・安全の国づくりを進めます
1.災害対策 2.犯罪・治安対策 3.テロ対策
4.交通事故対策 5.健康・医療 6.障害者支援
7.消費者の安全 8.雇用対策 9.食育・食の安全
10.エネルギー 11.環境
五、日本の未来を担う人材を育成します
1.教育基本法 2.青少年健全育成・教育 3.少子化対策
4.フリーター・ニート対策
六、国民を守る平和外交と安全保障施策を進めます
1.外交政策 2.安全保障政策
この例を参考に、まずはあなたの「マニュフェスト2006」の骨格を作ってみよう。個別テーマの詳細については、その後から作れば良い。
政治のマニュフェストは総花的なものになりがちだが、企業や個人のマニュフェストは総花ではなく、重点的なものでなければならない。
そこで、具体的な作業方法をお伝えしよう。まず大きな流れとしては、
1.選択肢の書き出しと優先順位づけ
2.重点課題のピックアップと優先順位表への転記
3.時系列ガントチャートの作成
4.重点スローガンの作成
となる。それぞれの詳細については明日の号にて。