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自己責任と連帯責任

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マナーの良さで評判のタクシー会社「A」も、10年ほど前までは、お客からのクレームが多い会社だった。

ひとりひとりのドライバーのことを社内的に「パイロット」と呼び、制服もかっこよく決めていた。だが肝心の運転マナー、とくに接客についてはクレームが多かったのだ。

名称こそ「パイロット」とはいえ、待遇は個人ごとの出来高制ゆえ月収が20万円を切るような「パイロット」もいたという。
実態は「パイロット」というよりは「野武士」か「落武者」の集団だったという今でこそ笑い飛ばす社長。

当然、会社の決まりやルールに関する徹底度合いも低く、車内での喫煙やお客の荷物の積みおろしに関しても「パイロット」によって個人差があった。
すべて一人一人が自営業者の集まりなのだから、良くもわるくも自己責任。お客からのクレームや、事故、トラブルについては、ポイント制で減点し、給与から差し引いていた。

こうした減点主義がうまく行っていたかというと「否」である。

いくら「パイロット」の実態が自営業者とはいえ、面々がバラバラではうまくいかない。何らかの方法でチームプレイで助け合ったり励ましあったりする方法がとれないものか?

経営者は考えた。

そこで取り入れたのが、「連帯責任制」だ。このシステムを導入してからというもの、大幅に問題が改善された。
4人の「パイロット」を1チームとして、営業成績や安全運転、マナーに関する決め事などをチーム全体のポイント制にしたのだ。
それによって、個々がバラバラに近い動きだったものが大幅に改善され、組織の一体感も生まれたという。


もう一社、実例をご紹介しよう。

朝に弱く、夜に強い社員が多くて困っている社長がいた。
この会社の社員は若い独身男性が多く、夜は午前2時でも3時も平気で仕事をする。その反面、朝9時からの朝礼には毎日数人が遅刻する。
ある年などは、一分あたり幾らという罰金制度(給与天引き)も導入したが、毎月3万円引かれても直らないという猛者がいるほど効果はなかった。

ところが、新卒の入社にあわせて「エルダー制」を導入。先輩が後輩のしつけや、仕事の基本を教えていくシステムだ。これも一種の「連帯責任制」(実際上の責任は発生させていないが)。
導入したとたん、劇的に遅刻者は減少し、職場内の空気も活性化されたという。教える側の本人の自覚と態度が劇的に改善されたというのだ。

要するに良くも悪くもすべて自分にかえってくるという自己責任制というものはそれほど機能せず、For the team(チームのため)の方がうまくいくことも少なくないという事例をご紹介した。

あなたの会社にこれを応用するならば、どうなるだろう?

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