船で赤道を通過するときには、海の神「ネプチューン」にその許しを乞うべし、という故事にちなんで開催されるのが赤道祭。熱狂的な大騒ぎをすることも少なくないという。
2000年8月28日の「がんばれ社長!」では、その赤道祭を会社経営に取り入れている企業の例をご紹介した。
すると、最近になってその記事を覚えておられたある経営者から「来月には赤道祭を開催できそうです」というようなメールを頂戴した。
そうなのだ。
我社の実態や目標を社員にわかりやすく伝えることができるし、本当に赤道祭を祝えば良いのだ。問題は、祝えるのはいつかということだ。
会社経営でも一年間の必要経費を稼ぎ終わる日を赤道祭と考えたとき、その翌日からの粗利益はすべて純利益となる。あなたの会社は何月何日に赤道祭を祝えるのかを計算してみよう。
そのためには、まず一年間の必要経費額を計算する。その経費を粗利益でかせぎ終わるのが何月何日なのか?ということだ。
12月決算の場合で例をあげてみる。昨年の決算書をみて、粗利益100、経費合計90だったとする。この場合の計算は、
経費90÷粗利益100=0.9
365日×0.9=約329日
つまり329日目(11月25日)が赤道祭だったということになる。もちろん、毎年祭りを早めたい。
もちろん、昨年実績ではなく、今期の目標数字でも計算してみよう。