気持ちよく先頭を走っていたリマ選手の前に、突如暴漢があらわれ、
走りの中断と恐怖の思いを余儀なくした。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/p-sp-tp0-040830-0007.html
リマ選手は言う。
「彼がナイフを持っていなかったのが幸い。観衆と選手を分けるって?今のままで良いとは思わないけど、分けちゃダメだよ。観衆の声援なしではゴールできないから」
暴漢に襲われた直後、リマ選手は走り出しながらも泣き顔で両手を広げた。「こんなことあり得ない」とでも言いたげだ。
“走るのをやめてしまうのではないか”と私は注目した。元マラソンランナーで解説者の谷口氏も「精神的ダメージが大きいし、せっかく作った走りのリズムをまた最初から作り直さないといけないのが辛い」と語っていた。
だが、リマ選手は走りをやめなかった。二人に抜かれたものの、立派に完走した。怒りにふるえるブラジル国民を彼の完走がなだめた。
リマ選手は笑顔でゴールし、銅メダルをさわやかに受け取った。その光景を見て、私もなぜだか救われる思いがした。
このハプニングから私が学んだこと。
「出来事は選べないが、出来事への態度は選ぶことができる」
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『私たちのオフィス』
この仕事場へ入るときは、今日をすばらしい日にすることを選択してください。あなたの同僚、顧客、チームのメンバー、そしてあなた自身が、そのことに感謝するでしょう。遊びの方法を考えてください。
しかめ面をしなくても真剣に仕事をすることはできます。顧客やチームのメンバーがあなたを必要とするときに注意を向けられるよう、いつも気をくばっていてください。エネルギーが枯渇してきたと感じたときは、効果満点のこの治療法をためしてください。手助けや支えの言葉を必要としている人、耳を傾けてくれるだれかをさがして、喜ばせてあげるのです。
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これは、米国テレビ局CNNが「アメリカで一番わくわくする会社」と認めたパイク・プレイス魚市場を題材にした本『フィッシュ』に出てくる一節。
友人の神原社長がプレゼントしてくれたこの本、東京からの帰りの新幹線で一気に読み、名古屋駅に着いてからは続編と続々編も購入。その晩、一気に読み通した。
空想の美談ではなく、シアトルに実在する魚市場が題材だけに説得力抜群なのだ。
Webook(ウエブック)の松山さんも8月17号の「Webook of the Day」で取りあげたいたのが奇遇だ。
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200408171700000000000969000
2時間もあれば読めるこの本、社内や家庭で輪読会を催し、アイデアを取り入れてみよう。
フィッシュ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152083263/