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最新クラブを最新スイングで

アテネ五輪が佳境に入り、アスリート達の人生をかけた試合ぶりに感動することが多い。また、メダルラッシュが続く日本の活躍ぶりに対して、中国など外国メディアも注目していると現地レポーターが報告していた。

世界に通用する人材育成の一貫として、スポーツに重点を置いている国々は強い。とりわけ、水泳・柔道・体操のように、児童スポーツの段階から一貫した指導方針のもと、長期計画で強化に取り組んでいる競技種目は強い。

さて、あらゆる競技種目で優勝記録が更新されていく。走ることも泳ぐことも投げることもどんどん強くなっていくのがアスリート達の世界だ。たとえば、1984年のロス五輪で森末慎二選手は鉄棒で10点満点を出して優勝したが、今の採点基準では8.10にしか相当しないという。選手が繰り出すワザが年々高度化し、神業レベルでの勝負になってきているのだ。

プロスポーツの世界はどうか。

「彼は良い選手ではない。信じられない選手なのだ」と地元紙も絶賛するマリナーズのイチロー選手は今なお進化している。去年まで苦手にしていた夏場8月の月間打率も今のところ5割1分6厘という驚異の数字。今年から始めた試合前の一時間ストレッチなど、独自の調整法を開発するなど、進化への情熱はとどまらない。

「僕のゴルフ下手は、クラブのせいだよ」と言えば、昔は苦しい言い訳にしか聞こえなかったものだ。だが今では、最新クラブを上手に使いこなすことがスコアメイクの鍵を握るという。従ってクラブが古いことは言い訳材料として通用するようになった。ことほどさように、ゴルフ用品の技術開発は日進月歩で進んでいる。
最新のクラブを最新のスイングで振れる選手がスムーズに上達するという。

最新クラブを最新スイングで。

この流れは、プロゴルフにも波及している。今年プロに転向していきなり大活躍中の宮里藍選手。彼女の強みは、最新クラブを最新スイングで振ることにある。

古いクラブを振るのに必要なスイングと、新しいクラブを振るのに必要なそれは異なるそうだ。従って、古いクラブで勝ってきた選手も、新しいクラブや新しい振り方に対応していないと勝てないというのだ。
タイガーウッズといえどもそれに対応していないと賞金ランキングで苦戦する。

(参考:月刊ウェッジ2004年8月号 81ページ)


最新クラブを最新スイングで。

これをあなたの仕事に当てはめて考えよう。
あなたにとっての最新クラブとは何だろうか。
あなたにとっての最新スイングとは何だろうか。