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ウィークリー雑感

今週の注目ニュース 「MGMミラージュがマンダレーを買収」

客室総数5,005部屋を誇る世界最大のホテル「MGMグランド」(ラスベガス)。MGMとは、映画スタジオのメトロ・ゴールド・ウィン・メイヤーの頭文字を取ったもので、ラスベガスビジネスでも40年のキャリアをもつ名門企業だ。

そのMGMがミラージュを買収したのが4年前の2000年。当時は、「ラスベガス最大の買収劇」と騒がれ、“大きいだけで安っぽい”と陰口をたたかれたMGMグランドホテルもその後の改装や、同社資本の新ホテル「ベラージオ」が人気を博すなど、イメージ的にも向上し、業界三位に浮上する風雲児カンパニーにのし上がった。

その「MGMミラージュ」が、とうとう、カジノホテル世界最大手に躍り出る。買収相手は、マンダレーベイやルクソールでおなじみの「マンダレーリゾートグループ」だ。
この買収劇によって、今まで首位だった「シザーズ」、二位の「ハラーズ」をあっさり追い抜くことになるのだ。
今なお急成長を遂げるラスベガスのカジノリゾート。成長の行き場所は、今後ラスベガスだけにとどまらない。カジノ規制を緩和する協議に入っている英国を始め、マカオ、タイ、シンガポールなど世界への展開を視野に入れている。

私個人としては、欧州については事情に疎いので言及できないが、アジアの各地を巡り、カジノの有無を問わず、エンターテイメント投資が各地で期待されていることを実感する。
上記の国や都市以外では、たとえば上海でも娯楽施設がまだまだ足りない。全然足りないのだ。
日本企業にも、こうしたエンターテイメント周辺ビジネスに大きなチャンスが潜んでいると思う。今後とも要チェックの産業だろう。

・MGM http://www.mgmgrand.com/pages_html/index_flash.asp 
・シザーズ http://www.caesars.com/ 
・ハラーズ http://www.harrahs.com/ 

本日、「月刊トークス」最新号発刊! http://www.talksnet.co.jp/ 

多読家から、「この本いいよ」とすすめられた本は、本当に良い本であることが多いですね。そこでおすすめしたいのが、「月刊トークス」です。
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・「月刊トークス」 http://www.talksnet.co.jp/ 

投稿原稿 「プルッツフォン・ポイント」 才谷勇蔵

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ダイヤモンドを一瞬で粉々に砕くある一点のことを、プルッツフォン・ポイントと呼ぶそうです。
このポイントが物質に存在する理由は、このポイントを使ってそれぞれ単独で存在する分子を一定の割合で物質として結合するためだそうです。この一点が存在することで初めて、ダイヤモンドはダイヤモンドとして存在できる、このポイントがないとそもそもダイヤモンド自体が存在し得ないわけというわけですね。

ですから、決して、このポイントは弱点ではありません。それよりも物質にとってなくてはならない重要なものです。ですから、このポイントをないものにしようとする努力は無益以上に、その物自体さえを存在しないものにする行為です。

アキレス腱も同様だと思います。アキレス腱がない人間は作れません。アキレス腱があるからこそ人は人として生きていけるのではないでしょうか?そのように人間は設計されていると思います。

そして、鍛えることができないからこそアキレス腱であり、プルッツフォンポイントだと思います。そこを攻撃されたら、それはもう防ぎようがないのではないでしょうか?ですから、ここを攻撃されて撃沈させられても、そのことで落ち込む必要はないと思います。それは生きている、人間であることの証だと思います。

重要なポイントは、

そこを鍛えて克服しようというのは、それこそアキレスではありませんが、神に対する冒涜であり、それを心の中にずっと欲していたから、(完全体への欲求、不完全な自分へのコンプレックス)最後は、神様の仕業でアキレスは殺されてしまったのではないかなと思います。これは人間は神様ではない、人間は完全体ではないということであり、そしてそれは軽蔑することでもなく、むしろそれが人間という生き物なのだということを意味していると思います。

そして、そのことを自覚しろということだと思います。

<後略>

才谷勇蔵 才谷屋個人会社 董事長兼出版応援団長

sai@yuzo.net http://www.yuzo.net/ 

・・・
才谷さん、ありがとうございました。後半部分も素晴らしいのですが、紙面の都合上、割愛させていただきました。

出版プロジェクト応援求む

上の原稿を投稿して下さった才谷勇蔵さんは小説家志望です。すでに小説は出来上がっているのですが、どこの出版社からも断られ、自費出版する資金もなく、考えたのが「小説出版プロジェクト」という企画。
これは、才谷さんの小説出版を応援する人から本の予約という形で先にお金を出していただいて、そのお金を使って小説を出版させようというものです。

代金先払いで小説を売る、そのかわりに買って下さった人には、小説出版というチャレンジの過程をサイトなどで、いっしょに楽しんでもらおうというあたり、ユニークなアイデアですね。

本日現在65万円強の資金が集まっており、あと135万円です。一口2千円、私も協力させてもらいました。
 
・URLは→  http://www.yuzo.net/fc/ad/ganbare/ 


片っ端から雑誌を買い込んで、読んでは捨て、読んでは捨て……
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永平寺 宮崎禅師の言葉

6/15号でご紹介したNHKスペシャル『永平寺 104歳の禅師』をご覧になった方々から禅師の言葉をメールで頂戴しています。ご紹介しましょう。(安藤さん、船崎さん、その他の皆さま、ありがとうございました。)

・100歳を超えた人はだいたい寝たきり。寝たら終わり。だから昼は寝ないように心がけている。
・欲を克服するすべを覚えなければならない。それが座禅。息と一つになるから、欲の起こるすべがない。
・背骨・首筋をまっすぐ。右にも左にも傾かず。まっすぐ=正直ということ。からだをまっすぐにしたら心もまっすぐになる。
・人間はわがままが自由だと思っているが、ちゃんと型にはまったものが日常でなければならない。
・スリッパを脱ぐのも禅。脱いだスリッパをそろえるのが当たり前。スリッパが曲がっているということは自分が曲がっているということ。すべて心があらわれている。
・修行をしているのではない、当たり前のことをやっている。
・学ぶと言うことは真似をするということからきている。1日真似していたら1日の真似。2日真似していたら2日の真似。でも、一生真似していたら、真似がほんまもん。
・地位にあるものが範を犯したり醜いことをしているが、教えは実行するためにある。口で布教するだけでなくて曹洞宗は黙って実行することに中心をおいて欲しい。
・人間は命がけだったら何でもできる。それで煙草をやめた。何かやめたいと思ったら命がけでやればいい。
・正岡子規の『病状六尺』という本には、「人間はいつ死んでも死んでももいいと思うのが悟りだと思っておった。ところがそれが間違いやった平気で生きておることが悟りやった」と・・・・分かるか
・平気で生きておることは難しい。死ぬときがきたら死んだらいいんやし、 平気でいきておれるときは平気で生きておったらいいのや。
・いわゆる わたしが永平寺や。わたしが宮崎奕保やけども「永平寺さん」という言うたら「はい」というんや。永平寺とわしは一つや。
・自分ぐらい大事ものはない。自分ぐらい大事なものはええけども、人はどうでもええんではなくて、環境もみな自分だから、わたしが永平寺やから永平寺を大事にすることは自分を大事にしておる。
・自然は立派やね。わたしは日記をつけておるけれども、何月何日に花が咲いた、何月何日に虫が鳴いた、ほとんど違わない。規則正しい。そうゆうのが法だ。法にかなったのが大自然だ。法にかなっておる自然の法則をまねて人間が暮らす。人間の欲望に従っては、迷いの世界だ。
・真理を黙って実行することが大自然だ。誰に褒めるということも思わんし、これだけのことをしたら、これだけの報酬がもらえるということもない。時がきたならば、ちゃんと花が咲き、そして黙って、褒められても、褒められんでもすべきことをして黙って去っていく。そういうのが 実行であり、教えであり、真理だ。