ウィークリー雑感

ウィークリー雑感

最近の風潮


最近、つぎのような依頼のメールを頂戴することが多くなりました。

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・○月○日に私の本が出ます。つきましては、amazonサイトで○日の午前中に集中して注文を集め、ランキングを押し上げたいと思いますので、ご協力をお願いします。
・メルマガを創刊しようと思います。創刊日までに読者千人を超えて、「ウィークリーまぐまぐ」で上位に紹介されたいので、出世払いの相互紹介でご協力願います。
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これらのご依頼は、すべて私の主旨にそぐわないのでお断りしています。良いものを幅広くご紹介することも「がんばれ社長!」の役割であるのは確かですが、この例のような、裏技をめいた方法で一時的に高い評価を得ようというのには、協力できません。適切なものを適切な方法で伝えれば、適切な結果がでると思っています。あなたのせっかくの本やメルマガを告知するうえで、ランキングアップゲームに熱中することなく、その知恵と情熱を別のことに使うようにお願いしています。


読者メール 

成功への道と破滅への道はソックリだ、と書きました水曜日号に対して、愛知県の経営者、久保田さん(女性)から次のようなメールがきています。

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「桶狭間」のお話、とても興味を持ちました。私も現在の会社を経営している上で、いくつかの岐路に立ったことがあります。その中で、まさに「桶狭間」だなと思ったものがありました。それは忘れもしない、数年前に東海地方を襲った東海集中豪雨の中での出来事です。当時、会社の倉庫にはお客様からお預かりした商品がぎっしりと積まれていたました。よりによってその頃は仕事がたくさん来ていたこともあり、倉庫は満タン状態でした。そんな時にあの豪雨がやって来たのですから、たまりません。災害のあと、意を決して倉庫の扉を開けました。中身は想像を絶するような悲惨な状況です。下水の水が溢れた影響もあり、強い悪臭が鼻をつきました。あまりのひどさにめまいがして、そのまま扉を閉めようと、そして一言、「もう、おしまいだな・・・」と漏らす自分がおりました。その時、弱気な自分に対し、こういう声も聞こえたのです。「このままではダメだ。あとで必ず悔いが残る。どんな結果になるにせよ、たとえこれで最後になろうとも、まず、この場だけはきちんとケリをつけよう!」正直にそう思ったのです。それで創業者の我々は黙々とあと片づけを始めました。しんどかったけど、今思えばあの事がよりいっそうの忍耐と絆の深さを教えてくれました。
その後、不思議なことに会社は潰れることなく、今までよりもグーンと成長することができたのです。まるであの豪雨での最悪な出来事が、ジャンプ台になったように、本当に不思議なものです。ここで学んだことは、当たり前のことで恐縮なのですが、「人間、最後まで諦めたらいかん!」ということと、もうひとつ、「生かされていることに感謝すること、そして今の状況がたとえ最悪、劣悪であったとしても、希望を持つ自分自身を強く信じること」であると本気でそう思いました。長くなりましたが、「桶狭間」というテーマで思い出したので、投稿してしまいました。これからもいろいろと勉強させて下さい。人の一生なんて、全てを学ぶには短すぎる。だからこそ常に求め、探し、考えるのだと思います。そしてやはり決断の時は、あとは動くのみ!これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


大阪出版記念講演にて次のような質問を受けました。

・「武沢さんは子供に勉強してほしいのですか、してほしくないのですか?また、その理由を聞かせて下さい」

その時は、当意即妙にやりとり出来ませんでしたが、今はこう思っています。

子供に限らず人間は勉強すべきです。してほしい、してほしくないという問題ではなく、子供は、しっかり勉強せねばなりません。ただし、人間としての基礎を学ぶ時期ですから、知育・徳育・体育のバランスを考え、頭脳明晰だけど心と体が弱い、肉体は強いが頭が弱いというような、いびつな人材育成にならないような教育が必要だと思います。学校教育の改革が叫ばれていますが、ゆとり教育を元に戻そうとする今の政府の動きは当然のことです。次いで、カリキュラム改革が必要となりますが、まず、明日の日本を担う人材像を明らかにした教育理念の見直しが必要だと思っています。

※ところで、昨日の大阪講演、うっかり写真を取り忘れて画像日記がありません。ごめんなさい。

今夜の忘年会

今夜、新宿で「全国非凡なる大忘年会」を開催します。幹事長の宮本さん以下スタッフの皆さんが300名めざしてがんばって下さいましたが実績は160名程度になった模様。どちらにしてもすごい会になりそう。
お時間のある方はいかがですか。
非凡なる大忘年会 http://plaza.rakuten.co.jp/1219bounenkai/ 


月刊トークス

読書量が減ったとおなげきの方に朗報。耳で読むビジネス書『月刊トークス』が便利です。毎月50冊以上のビジネス書を読破する岡田編集長が厳選した4冊の本を要約し、プロのナレーターが朗読したCDを聞くのです。気になる本があれば、それから買っても良いのです。 http://www.talksnet.co.jp/ 

一昨日創刊メルマガ 『よい3!会社と社員の、どう言う会?』

東北非凡会メンバーの大瀧さんが発行するこのメルマガ、中小企業家同友会の新人会員の彼が、学びのなかで雄々しく発展していく様子をリアルタイムで見ることができる(はず)毎週一回のメルマガです。創刊号もなかなかのもので、成りゆきが注目されます。
http://www.yharness.com/mailmag.htm 

「お客から給料をもらっている」という実感

新入社員教育やCS(顧客満足)研修などで、「我々はお客様から給料をもらっている」と教えることが多いようです。それはひとつの側面として正しいのですが、一般企業ではなかなかその実感がわかないもの。ところが、固定給がなく、お客の指名料だけが月給になるような一部のサービス業や、チップ制のある国ではそれを強く実感できるに違いありません。仮に固定給であったとしても、お客が営業マンやコンサルタントを指名できるようなシステムの会社が幾つかあります。例えば、新卒求人専門のワイキューブ(安田佳生社長)のサイトでは、担当コンサルタントを指名できるようになっています。こうした試みは他にも応用できそうな気がします。

ワイキューブ http://www.y-cube.co.jp/