さあ、今日から中国へ!
今日午後のフライトで中国へ向かいます。現地でのスケジュールは次の通りです。
9/19(金) 日本→上海→常州市へ移動。合計6時間ほどの移動です。
9/20(土) 中国政府主催 常州博覧会に出展
9/21(日) 〃
9/22(月) 上海へ移動。「がんばれ社長!」上海オフィス開設予定。
9/23(火) 上海→青島へ。夜、「青島非凡会」初開催。25名程度。
9/24(水) 青島ビール、ハイアールなどの工場見学
9/25(木) 帰国
博覧会がある常州市は、「中国の高成長50都市」「投資環境最適40都市」に入っている伸び盛りの都市で、年に一度のこの博覧会には20万人程度の内外ビジネスマンが集まります。
「がんばれ社長!」の中国版の購読予約受付や、著作紹介、メルマガ広告などをアピールしてきます。今回は、友人数社と共同出展の形をとりました。今後も機会を見つけて、各地で出展したいと考えています。
また、青島における「がんばれ社長!」読者の中国人経営者の方が発起人となり、中国初の非凡会を開催してきます。
すでに参加者名簿が手元にありますが、現地の経営者20名ほどと、同行の日本人数名とで初開催になりました。これを契機に中国各地に非凡会が広がると楽しいですね。日中経営者交流をすることが願いです。
『採用の超プロが教える 競合他社に打ち勝つ方法』 その3
「採用の超プロが教える できる人できない人」(サンマーク出版)の作者であり、新卒求人専門会社「ワイキューブ」の経営者でもある安田社長が「がんばれ社長!」にしばらくの間、毎週金曜日にコラムを投稿してくれます。さっそく第三回原稿をお送りしましょう。
『「経験者=即戦力」の大きな勘違い』
どんな人間を採用すれば即戦力化しやすいのか?今回は人材をパターン別に分けて、よりわかりやすくお話したいと思う。人材を経験と能力という2つの軸に分けて考えると4つに分類することができる。
1.仕事のできる経験者 2.仕事のできる未経験者
3.仕事の出来ない経験者、そして 4.仕事のできない未経験者。
一般的に未経験者は新卒者であり、経験者は中途採用者といえるだろう。まず、どこの会社の経営者でも “1.仕事のできる経験者”をほしがるだろう。彼らは期待通り、即戦力になるから、そういう人たちだけで会社を組織できればベストの会社が出来上がる。
“2.仕事の出来る未経験者”は即戦力ではないが、いずれ戦力になりうる人材だ。
“4.仕事のできない未経験者”は今も将来的にも戦力にはなり得ない。
ところで、1のような人材は、よほどの事情が無い限り転職市場に流れてくることは殆どない。
その理由は、三つ考えられる。
1.彼らに対する周囲からの期待は大きく、彼ら自身やりがいを感じているので辞めようと思わないこと、
2.仕事の出来る経験者は待遇面でも恵まれていること
3.彼らは辞めるときにたいてい次の職場が既に決まっているからである。
さて、経営者が一番要注意しなければならないのは、“3.仕事の出来ない経験者”だ。
多くの経営者は、中途採用で募集した彼らを仕事ができると勘違いしている。“経験者=即戦力=仕事ができる”という公式は実は間違っているのだ。
仕事の出来ない経験者は自分で自分を「仕事ができる」と勘違いしているので、経験の浅い人に仕事のやり方や考え方を、自分のレベル(つまり“仕事のできない人のレベル”)でしかも間違った事まで教えてしまう。
こうした“出来ない経験者”に教えられた“未経験者”は同じように“仕事の出来ない経験者”になってしまう。“仕事の出来ない経験者”はこのように、出来ない人材を社内に蔓延させ、会社の業績を悪化させてしまうのだ。
このような人材は“即戦力”ならぬ“即害力”と言う事ができ、もっとも敬遠すべき人材として自覚すべきなのである。
<来週につづく>