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大阪での六問六答

●このところの過密な日程が昨日の大阪講演でひとまず中入り。あとは月内に三都市での非凡会開催と三つの講演、一つの合宿研修開催に五回の研究会開催を残すのみとなった。東京と大阪での出版記念講演のラスト15分ほどで、質疑応答時間を設けた。今日は大阪講演でのやりとりをご紹介しよう。


●昨日の大阪講演で受けた質問

1.有料コンテンツに誘導するための無料コンテンツのあり方に対してなにか良い知恵はないか?
  
2.人に良い影響を与える人間になりたいが、なにか心がけることはあるか?

3.情報の価値ということについてどう思うか?

4.朝ひとりで自問自答し、未来のことを考えたとしても時々落ち込んでしまう。そんな時、武沢さんはどうしているか。

5.起きてから寝るまでの平均的な一日の時間割りを教えてほしい

6.仕事中の服装について、どこまでカジュアルが許されるか判断に迷うことがある。武沢さんの判断基準はなにか?

●私の回答

1.サイトにしろメルマガにしろ有料と無料を使い分ける作戦はやめたほうが良い。自分も混乱するし、相手も白けてしまうことが多い。すべて無料、すべて有料どちらかで勝負すべし。

2.まずあなた一人の力で変えられるものを変えよう。それは二つある。ひとつはあなたご自身。あとのひとつは未来。変えられないものはなにか。それも二つある。ひとつは他人。あとのひとつは過去。リーダーとして自分自身を変えよう、未来を変えようと一生懸命取り組んでいる姿をみて、周囲はその影響や感化を受け、結果としてまわりが変わる。あなたが変わらずに周囲だけを変えようとしてもそれは無理。

3.情報の価値は受け手が決めるもの。例えば、マスコミのニュース番組のように、正しい情報を速やかに伝えるということに価値を見いだす人と、ニュースキャスターの個性を通してニュースを知り、キャスターの意見を聞くことに価値を見いだす人とがある。いずれが好きか、どちらを見るのかという“価値”は受け手の選択。多くの選択肢の中からチョイスできる状態を作ることが大切だと思う。
  
4.朝ひとりで未来のことを考えていて落ち込むというようなことは決してあり得ない。私は朝でも昼でも夜でも落ち込んだことは一度もない。(ついでに言えば疲れたことも一度もない。)落ち込む人たちの共通点は、適切な質問を自分に発していない。「売り上げが減っている。困った、このままでは先行き心配だ。」というふうに考えるから落ち込む。そこから更に一歩踏み込んで紙と鉛筆を手に持って考える。そして次のように自分に質問する。「私にとってもっとも好ましい状況とはどんなことだろうか?」「その状況に近づくために今できることは何だろうか?」すると一つや二つは今日できることが必ずある。そのことに意識を集中すれば落ち込んでいるヒマなどないことがわかる。
  
5.5時起床、一時間あるいて7時すぎに出社。スタバでテイクアウトした本日のコーヒー(グランデサイズ)とクロワッサン&蜂蜜を脇において読書と一人作戦会議。9時ころから「がんばれ社長!」執筆。12時近くに完成。何通かのメール処理をし、ランチ。午後2時から最初の面談が始まり、夕方6時くらいに最後の面談かセミナー開催。午後9時過ぎに帰宅し、ワインを一本あけて11時に眠る。(全然理想的ではないので自慢できない)

6.仕事の服装は個性を表現する手段ではない。あくまで戦闘服だ。戦闘服の役割は機能第一。そしてセンス第二だ。センスが良い悪いというのはTPOに応じて服装を変えられる能力をいう。例えばアメリカやヨーロッパで何かのファッションが流行しているとは言っても、それは現地の気候風土や慣習の中で通用するもの。形だけをまねしても意味がない。仮に私が沖縄の商工会議所に招かれて講演するときにはアロハシャツを着るかもしれないが、大阪の出版記念講演ではそれを着ようという気にはならない。TPOが異なるからだ。