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増やしたかったら絞ってみよう

10/11(金)渋谷はアツく燃えた。そしてこの日、歴史は動いた。

渋谷の人の流れが、すべてフォーラム8に向かっているようだ。そう、そこは「がんばれ社長!」の武沢が、『メルマガ成功の秘訣』を語る会場だ。立錐の余地もない人で埋まった会場は、今や遅しと開会を待つ人々の熱気で包まれている。ご当地東京はもちろんのこと、沖縄から、山形から、大阪から、名古屋から・・・、90名の強者が集った。

「皆さん、こんにちは。がんばれ社長!の武沢です。」

ついに始まった。休憩をはさんで90分、「がんばれ社長!」創刊のいきさつから、こんにちにいたるまでのすべてを語った。お伝えできることを包み隠さず話した。

1.いかに始めたか
2.いかに続けてきたか
3.いかにクォリティを確保し続けてきたか
4.いかに読者を増やしてきたか
5.どんな裏話・エピソードがあったか
6.生活はどう変わったか
7.ビジネスにどうつなげてきたか、今後どうするか
8.その他 質疑応答

事前アンケートでは、「4」と「7」に関心が集まっていたようだが、この二つはいずれも必ずあとからついてくる結果である。

ビフォー(事前)サービスとして、コンテンツと呼ぶにふさわしい良質な内容のマガジンであれば、必ず読者は増える。ほかっておいても増える。そして、読者と良好な関係を保持できる作者であれば、必ずビジネスになる。そのようなお話しをしたが、もっとテクニカルなことを望んでおられた方にとっては肩すかしだったかも知れない。でもこれが実態だと信じている。

90名の参加者の内訳はこうだ。

・男女比 75:25

・メルマガをすでに発行している人 50%
・今後発行の予定がある人     40%

・発行者のうち、個人で発行している人 80%
・  〃    組織・チームで発行している人  20%

講演終了後、希望者の個別相談を行った。そこで気づいたことであり、かつとても大切なことをひとつお話ししておこう。

それは、読者を増やそうとするあまり、集客に走りすぎて読者層を拡大してしまう誤りを避けねばならない、ということだ。もう一度申し上げる。

読者を絞り込め、ということだ。

メルマガをビジネスにつなげる意思があるのなら、読者を絞り込むことは不可欠の条件だ。個別相談において、幾つかのマガジンを拝見した。そして、聞かれた。

・読者を増やすために何をすれば良いと思うか
・相互広告をやって、集客に協力してもらえないか

面白いメールマガジンは、すすんで紹介したい。面白いか否かの違いは何か。文章の魅力以前に大切なことがある。それは、誰のために、何のために書かれたものなのかが明快であることだ。そして、読者におもねらない何かの熱狂的な状況がそこに必要だということだ。

読者を絞り込もう。ここでいう「読者」とは、役職や立場で絞れる場合もある。また、ワインのマガジンのように趣味嗜好で絞れる場合もある。労務ニュースマガジンのように、最新の知識・情報を必要とするあらゆる立場の人、という絞りもある。

絞りの明快さをもち、ときどきその絞りが鈍っていないかを点検してみよう。

人気を集めようとしていろいろな集客努力をするあまり、かえってマガジンの個性と魅力をなくすような愚は、断じて避けるべし。