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ストレスに立ち向かう術

夏休み最後のイベントとして、『パネルクイズ・アタック25』のゲームソフトで、家族大会を開催した。ほんの1~2時間のつもりが、あっという間に一日になり、その甲斐あって、ついに年間チャンピオンに輝いた。やれば出来るものだが、昼食と夕食は犠牲にした。

このように、私たちは好きなことであれば、他人があっけにとられるほどの集中力と闘争心をみせる反面、苦手なことは10分と我慢できない。

仕事で成果を出すために、忍耐や我慢が必要なことがある。また、その反面で、決して妥協したり我慢していてはいけないこともある。それを、どう区別して考えたらよいのだろうか。

マネジメントコーチの大橋禅太郎さんは、コーチングのプロセスで、「本当は許したくないけど、今は許してしまっていることリスト」を作ってもらうことがあるそうだ。30分もあれば、誰もが相当数のリストが出来るはず、というので、さっそく私もやってみた。

たしかにあっという間に20項目ほどがリスト化された。大橋氏によれば、そのリストの中でもヘビーなものには印を付け、対策を以下の三択で決めろと助言する。

1.今までどおり我慢し、放置する
2.自分の考え方を変え、問題は自分にあると思うようにする
3.理想の状態をイメージし、どのようなステップを踏んでそこへ行
くかを決め、手を打つ

なるほど、大橋さんらしい論理的な考え方で納得できる。

かつて、敬愛する社長から次のように教えられた記憶がある。

「武沢さん、仕事のストレスは決して発散させてはならない。発散させるのでなく、積極的にストレスを貯め込んで、その欲求不満を五感で感じていなくてはならない。やりたくない事があっても、時にはやらねばならないし、やりたい仕事がやれない時もある。それもこれもみんな含めて仕事なので、仕事にストレスはつきものなんだ。せっかく貯まったストレスを、カラオケなどで発散させてはもったいない。それは、ごまかしという。私はストレスがたまると、その原因に立ち向かい、自分や我社の明日を考える材料にしている。ときどき歌いにいくのは、ストレス発散なのではなくて、純粋に遊びなんです。ハハハ。」

私たちは、どのようなときにストレスを感じるのだろうか。

それは、

1.やりたくない事をやっている(自分が)
2.やるべき事、やりたい事をやっていない(自分が)
3.許したくない事を許している(自分と他人に対して)
4.長期にわたって満足のゆく結果が出ていないとき

ではないだろうか。決してそこから逃げたり、ごまかしたりせず、原因を直視しようという外科医のようなアプローチが大切だろう。

マネジメントコーチ 大橋禅太郎氏 http://www.managementcoach.net/