今朝、膝の MRI 検査 の結果を聞きにいった。月曜日の朝から患者でいっぱいだったが、システムが良くできているのでそれほど待たされずに済んだ。さすが繁盛医院である。
気になる膝のほうだが、思ったより状態は良くなかった。「半月板が傷んでいるだけでなく骨の方も疲労骨折寸前で、もう少しダメージが強かったら骨切り手術か人工関節手術が必要でした」と医師がいう。「また手術?」と内心で思った。
私は元来、胃腸や心臓など内臓系の強さや筋力、持久力にも自信をもっていたが、今年に入って歯や膝の間接など、予期せぬところが一気に悲鳴をあげだした。すべてが均等に強いわけではないと思い知らされたわけだ。
医師いわく、「放置しておいて自然に治るところではないので、とにかく荷物を軽くすることと周辺筋肉を付けることですね」という。要するに減量しろということだが、こう膝が痛くては走ることはおろか、歩くこともヨガ教室に行くこともできない。となると、食事療法を中心に、プールなどの負担の軽いトレーニングと一人でできる筋トレが必要になりそうだ。
内臓は強い、骨も筋肉も強い、だが強いところを標準にして無理をすると、関節や神経などそれほど強くない別の箇所に負担がかかる。「ボトルネック」とか「隘路(あいろ)」ともいわれるが、相対的に弱い箇所が組織全体の足を引っぱる。
同様のことは、ビジネスや会社経営にもいえる。強みを活かすのはビジネスの鉄則だが、弱みを自覚しないまま突っ走ると、弱い箇所がやがて疲労骨折する羽目になる。あなたの弱みはどこだろう。今は自覚していなくとも、いずれ弱みになり得る可能性のあるところはどこだろう。
さて、この左膝とどうつき合うかだが、こちらの意思を膝に表明しておこうと思う。今は痛みをなくすことに専念し、一年以内には平気でウォーキング、(できればジョギング)できるまでに回復してみせる。そう左膝に言い聞かせた。