●先日、旅行会社を経営している知人がタイ出張を終えて戻ってき
彼の話によれば、今回の旅ではバンコクの歓楽街で日本人らしき人
ほとんど見かけなかったという。以前はいたるところにいた日本人
どうしてタイからいなくなったのか?
●ひとつはコロナの影響がまだ残っていること。ステイホーム、ス
イジャパンのムードが漂っているのだそうだ。成田や関空から海外
旅立つ日本人はコロナ禍直前の2019年とくらべてまだ2~3割
う。
それに円安の影響もある。アジアのどの国にいっても値段の安さを
感できなくなっている。
●反対に、タイから日本を訪れる旅行者は増えて、今年ついに人数
逆転した。タイを訪れる日本人よりも日本を訪れるタイ人の方が多
なったのだ。
●また、タイ政府観光庁の発表によればタイを訪れる中国人の数が
初目標の500万人を大幅に下回り、400-440万人になりそ
表した。中国経済の悪化で観光客の数も減っているのだ。
●少しでも外国から観光客を取りもどそうとイメージ向上作戦を計
ているタイ政府はかなりナーバスになっているようだ。
タイのバンコクを訪れていた中国人女性インフルエンサーのワンさ
がバンコクの歓楽街「ナナプラザ」の通りを歩きながら、「この場
は女性にとって危険」と投稿したのが原因。
●300万人以上のフォロワーがいるワンさん。タイのイメージが
れ、危険性が誇張されたと摘発にいたった。
表向きの理由は、タイ滞在中にオンラインで商品を販売していたこ
が法律違反にあたるためとされているが、ホンネは「バンコクの悪
を言ったため」。
●ワンさんはタイ警察に出頭し動画投稿を謝罪。自身のFaceb
謝罪動画をアップした。つまり、通販したことが摘発の理由ではな
ったわけだ。海外からのSNS発信はくれぐれも慎重に。
★CNN「タイ警察が中国人インフルエンサー摘発」
→ https://www.cnn.co.jp/world/35