名言

憧れるのをやめましょう

●大谷翔平選手(29)がドジャースと10年で1,015億円の大型契約。
毎年100億円以上のお金が入ってくるなんて実に夢のある話で、ネットもテレビもその話題で持ち切りです。

●大谷選手と言えば今年のWBCの決勝戦、アメリカとの世紀の一戦を前にして、円陣声出しで放った言葉が有名。

「あこがれるのをやめましょう。あこがれてしまったら超えられない。僕たちは超えるために来た」。

●対戦相手のアメリカチームがメジャーでも超一流が揃っていることを言っているわけですが、私は大谷選手にそのセリフを言わせた伏線があるのではないかとみています。

●大谷選手が侍ジャパンに合流した3月3日のナゴヤドーム。試合前のシート打撃で大谷選手がバッターボックスに入ると、日本選手が集結。大谷選手が異次元のホームランを放つたびに「すげぇ」「負けた」の声があがりました。

●その後も日本選手が自分にあこがれをもって接することに不満を感じていたのではないかと私は思うのです。同じチームの一員として対戦相手に闘争心をもってのぞみましょうと、ずっと言いたかったのがあの言葉につながったというのが私の見立てです。表情は穏やかな笑顔ですが、内心は鬼の形相だったのではないか。

●「あこがれ」といえば、人気漫画『BLEACH』で藍染惣右介(あいぜんそうすけ)が放った名台詞があります。それは、

「憧れは理解から最も遠い感情だよ」

という名台詞。憧れてしまったら、近づこうという努力を放棄します。

●「1,000億円なんて凄すぎる」、「あの人は別格」、「ため息しか出ない」などとあこがれるのではなく、超えましょう。あこがれるのではなく、理解し、学びましょう。

改めて、戦いに挑む前の大谷選手の「あこがれるのをやめましょう
勝つことだけを考えて」の40秒メッセージを聞き直してみませんか。

★2023WBC 決勝・アメリカ戦の円陣声出しは大谷翔平選手
 → https://www.youtube.com/watch?v=MEg7uQgO3-w