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ジャニーズ問題を考える

●先週金曜日に投稿した「ジャニーズ性加害問題」に関するTikTok動画が1万再生を記録。わずか三日間での記録だけに、過去最高の再生数である。いかにこの問題に世間の耳目が
集まっているかを思い知った。

●SDGsやESG全盛のいま、ガバナンスに問題ありとされる企業への風当たりがますます強くなっている。
うわさレベルの話、グレーゾーンの話は必ず暴かれる。社会全体がホワイトでエシカルを
求めている。

●中古車販売大手「ネクステージ」でも不正が行われていたと報じられた。
今度は「ビッグモーター」とちがって上場企業だけに大ごとになると思った。
事実、たった二日で同社株は25%下落した。

●しかし、その翌日にジャニーズが性加害を認める記者会見をしたことからメディアは
そちらに向かった。ネクステージ問題はおそらく今週からぶり返されていくだろう。

●さてジャニーズ問題。
個人の犯罪事件には興味がない私でも、企業の不正や不祥事は反面教師にすべきなので
興味がある。ジャニーズ事務所の経営陣が性加害のウワサを知りながら調査をせず放置してきた罪はとても大きい。
そもそもジャニーズ事務所は開業当初の1964年に、喜多川氏が所属タレント
(未成年男子)に猥褻な行為をしたことを巡って裁判となっている。

●だが当時は同性愛や小児性愛へのタブー視からあまり触れてはならない問題という風潮からメディアは取りあげなかった。ジャニーズ事務所自体も小さかったせいもある。
また当時の所属タレントが「おぼえていません」と裁判で証言したため「証拠不十分」と
無罪になっている。それが、その後半世紀にもわたって犯罪をくり返させるきっかけに
なろうとは。

●今回の記者会見では東山新社長が矢面に立っていたが、今後どのような経営判断をするのか注目している。
今後、ジャニーズという会社は社名を変えても変えなくてもよいので存続させ、被害者の
賠償に専念すべきだろう。

●所属タレントはこれを機会にジャニーズ事務所から独立する自由を与えるか、ジャニーズ資本とは無関係の新会社をたちあげ、そこに移籍させるべきだろう。さもなくば、スポンサーはジャニーズ所属タレントが出演する番組やイベントには協賛できなくなる。それがESG時代の怖さだが、ジャニーズ経営陣はその認識が希薄だ。

●昨夜のラグビーW杯の日本戦。NHKの解説陣に岡田准一氏がいたことが「NHKのジャニーズ忖度」と叩かれる始末。『どうする家康』で活躍してくれた岡田氏を起用することすら視聴者は嫌悪感をいだく。
岡田氏にとっては気の毒としかいいようがない。これもひとつの風評被害である。

●経営者はこの問題を「他山の石」ととらえよう。経営者や役職者には人事に関する権力がある。ハラスメントや酒の勢いを借りた過ち、あるいは職場内に私的関係をもちこんで秩序を乱す行為など、自浄努力ができない会社に明日はない。

エシカル(倫理)消費が広まりをみせているが、企業にもエシカルが求められるのは自明の理なのだ。

★武沢 TikTok「経営者はどう考えるべき ジャニーズ性加害問題」(59秒)

https://ganbare.biz/comon/cn75