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来年から証券コードが変わる

来年から証券コードが変わる

●来年IPOする会社から「証券コード」が変わります。

証券コードは、証券コード協議会が日本の上場株式やその他の上場証券に対して
設定するもの。上場株式の場合は4ケタ数字が使われています。
たとえば「ソニーグループ」(6758)、「任天堂」(7974)、「大成建設」(1801)といった具合です。

●実はこの4ケタの証券コードが使われるようになったのは1960年10月のこと。
63年間の歴史があり、よくここまで実用に耐えてきたと思います。

●仮に上場企業が倒産したり、何かの理由で非上場化しても、一度つかわれた証券コードは二度と使われません。したがって番号の数は最大で9999種類しかなく、いつかは番号がなくなってしまいます

●また、当初は番号順で業種が分かるようになっていました。

1300番台 水産・農業
1500番台 鉱業
1600番台 鉱業(石油/ガス開発)
1700番台~1900番台 建設
2000番台 食品
3000番台 繊維・紙
4000番台 化学・薬品
5000番台 資源・素材
6000番台 機械・電機
7000番台 自動車・輸送機
8000番台 金融・商業・不動産
9000番台 運輸・通信・電気・ガス・サービス

●しかし最近は、この配列におさまりきらなくなってきています。
特に企業数が多い「電気・通信」「サービス」の企業はあらゆる番号にまたがるように
なっています。

●そうした背景から2024年1月1日以降に付与される証券コードから「130A」「8A7G」など、英文字混じりの証券コードに変わります。
ただし、数字とまぎらわしい英文字である次の7文字は使用されないことになっています。

「B」「E」「I」「O」「Q」「V」「Z」

●従来の4ケタ数字の証券コードはそのまま使われることになっています。あくまで2024年1月1日以降のIPO銘柄についてのみ新コードが付与されますので、番号変更による混乱は起きない見通しです。

そのあたりも頭の片すみにいれておいてください。