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サブスクチェックをマメにやろう

サブスクチェックをマメにやろう

●去年、経理から「クレジットカードの利用額が増えている」と言われたが、
「そんなはずはない。たまたまだろう」と言って放置しておいた。
しかしこの春にも同じことを言われた。出張も旅行も減ったし、何か高いものを買った
わけではないがカード請求額がずっと高原状態を続けていたのだ。

●そこで請求書をくまなくチェックしてみた。
ビジネスをする上で欠かせないサービスをカード支払いしているものがある。
たとえば、レンタルサーバーや新聞代、メルマガ配信サービスや各種ソフトウエアの
月額課金などだ。経理ソフトやセキュリティソフトなどもこれに含まれる。

●その一方で、一時的に有料サービス登録したがいまとなっては利用頻度が減ってしまったものもある。
私が多かったのは、情報サービスだ。電子新聞、電子レポート、とりわけ投資情報系のものにたくさん登録していた。国内外の有料サービスで、「経営と投資」研究会や
「富裕層サロン」で役立っているとはいえ、半数以上はほとんど利用していなかった

●また、有料動画チャンネルに20以上も登録していてビックリした。
特定の映画をみたくてチャンネル登録し、そのまま放置し利用料だけを毎月支払っていた
パターンもあった。

●意味不明な引き落としも3件あった。
カード会社に電話し、支払いを止めてくれるよう頼んだが断られた
そのかわり、決済代行会社を教えてくれたので、そちらに電話したところ支払いを止めてくれた。

●私は利用しないが、有料動画サイト(たとえばアダルト)の中には三日間無料で、
その期間中に解約しないと自動的に月額会員になるというものがある。

●良心的な会社なら決済のたびにメールが届くが、何の連絡もない会社だと自分が支払いを続けている自覚もない。ひどい会社になると、支払い停止の意思表示すら、一定の期間内しかできないところがある。
(私が利用している健康系サブスクがそうだ)

●「サブスク貧乏」という言葉があるが、知らず知らずにサブスク利用がふくれ上がって
収入を圧迫する現象だ。個人だと支払いに敏感になるからガードが固いはずだが、
企業で行う場合は経理が支払いを管理する。すると、経営者は登録したことを忘れ、
経理は利用しているものだと思いながら支払いだけを続けることになる。

●サブスクそのものは便利でありがたいサービスだ。それ自体を批判するつもりはないが、便利とは裏腹の無自覚支払いを助長することにもなる。これは、利用する側が賢明になる
必要があるシステムだ。
少なくとも四半期に一回、できれば毎月一度はカード支払いの明細を社長も確認し、
無駄をなくそう。

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