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「名言かるた」発売近づく

「名言かるた」発売近づく

●いま私は「名言かるた」の本を書いており、9割がた完成した。

あらためて日本古来の「いろはかるた」についても調べているのだが、先人の知恵がつまった粋でいなせな名言が実に多い。
中には今となっては使えない言葉もある。差別表現や性表現に対していまよりずっと大らかだったなごりがごく一部に残っているわけだ

●『百人一首』は鎌倉時代にできたので700年以上の歴史がある
その一方、『いろはかるた』は江戸時代後期に関西ではじまったとされ、歴史はまだ120年ほどである。

●私が子どものころ、正月に親戚が集まると
「かるた」「すごろく」「福笑い」「たこあげ」などに興じたものだ。
最近は遊びも多様化したせいで「かるた」も「すごろく」もしない家庭が増えた。
子どもに「福笑いって何?」と聞かれてドギマギした知人もいるが、「いろはかるた」を
家に置いてあるところも少なくなった。無論、私も持っていない。

●わたしが生まれた大垣は岐阜県の西濃地方にあるが、「江戸かるた」をつかっていた。「犬も歩けば棒にあたる」は江戸かるたで、大阪で「い」といえば「一を聞いて十を知る」となる。
京都では「一寸先は闇」なのだそうだ。かるたにも地域性があり、知っているかるたを聞けばある程度の出身はわかるというわけだ。

●「犬も歩けば棒にあたる」。
江戸には野良犬がたくさん歩いていたのだろうか。棒で叩かれる犬も少なくなかったようだ。そんなことからできたこの言葉。
おさな心に私は「犬も棒にぶつかるんだから、人間も歩き回ればだれかにぶつかるんだ」とぼんやり理解していた。

●「る」といえば「るりも はりも ひかる」だった。
絵札をみると何かの石が光っていたので「るり」(瑠璃)は宝石だろうと想像できた。だがどうして「針」も光るのか不思議だったが、深く考えないまま生きてきた。
半世紀後に偶然「瑠璃(るり)」も「玻璃(はり)」もともに宝石と知って驚いたことがある。「針」ではないと知るのに50年を要するとは残念のきわみだが、知らないまま人生を終えるよりはマシだ。

●たとえ意味がわからなくても「かるた」に勝ちたい一心で言葉を丸暗記した。
大切な知恵を後生に伝える「かるた」遊びの原理を企業が応用できないものか。そう考えて今回、「名言かるた」の本を思い立った。
本だけでなく「名言かるた」そのものも通販しようとも考えている

●武沢セレクトの「名言かるた」より大切なものは、あなたセレクトの「名言かるた」
「自分用教訓かるた」「自社用教訓かるた」の制作だ。
併用してそうしたオリジナルかるたもつくれるよう、本書では記入用書き込みシートを
ご用意した。
従って、Kindle電子書籍でお読みになるにあたり、コンビニでノートを一冊ご用意願いたい。

●今回もペーパーバック版(紙の本)も同時発売するので、そちらをお求めの方は書き込みスペースがすでに用意されている。
Kindle Scribeをお持ちの方は、直接手書きメモがとれるのでノートが不要なのはいうまでもない。

●Kindle版「名言かるた」。原稿はすでに9割完成した。
名言本人の似顔絵にもスタッフが力を入れてくれている。そちらも完成に近づいており、
今週中の書籍発売を目ざしている。

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