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思考はどんどん深められる

思考はどんどん深められる

●私は将棋が好きで、日曜日のNHK将棋対局を楽しみにしている
ただ、実際に将棋を指すのは下手くそで、2~3手先しか読めないため勝率は低い。

●ある日、近所の将棋サロンに飛び込んだ。ヒマそうにしていた小学生くらいの子ども相手に試合を挑んだわけだが、あれよあれよと自陣崩壊。わずか10分で敗北を喫してしまった。
私の王将の頭に金を打ち込み、勝ち誇ったかん高い声で「詰みぃ!!」
と叫ぶ少年の声はいまも脳裏から離れない。サロンにいる小学生をなめてはいけないのだ。

●何ごとにつけ思慮が浅い人というのは、私の将棋のように2~3手先しか読めない。その結果、すぐに行き詰まる。プロ棋士のように何十手先まで読める人は思慮が深いわけだ。どうすれば思慮深くなれるのだろうか。

●私の結論は「考え続けると思慮深くなる」である。
勝ったら喜び、負けたら残念がるのは私の将棋だが、それだけだと成長しない。娯楽の将棋だからそれが許されるわけだが、仮に将棋で生計を立てようと思ったら、もっと将棋に向き合う必要がある。

●対局を終えたあと棋譜をならべ、あの局面で別の手を打っていたらどうなったか、などと研究を積みかさねればどんどん強くなれる。
周囲も同様の努力をしているので、それを上回る研究をすれば勝率も上がっていくはずだ。

●私も23年間メルマガを発行し続けてきたからわかることがある
23年前の自分とは比較にならないくらい経営やビジネスに関して思慮深くなったと思う。それはたくさん本を読んだこともあるが、それよりも大きいのは書いたことによる恩恵だ。

●アウトプットすることで人は自分の考えを整理したり強化したりしていく。話すことで思考を強化するタイプもいるとは思うが、多くの場合、書くことで思考を強化される。読書やセミナー受講などのインプットだけでは思考は固まらないのだ。

●『書きながら考えるとうまくいく!』という本がある。あいにく絶版だが、書きながら考えるためのコツを説いた本だ。私はこの本が結構好きで、数回は読んできた。200ページ近い本だが、要約すると次の三つに尽きる。

1.脱力して書く
  (文字のていねいさも書き込む内容も、そもそも自分しか読まないのだから脱力する)
2.高速で書く(可能なかぎり速く書く事で思考スピードも上がる
3.大半は落書きレベルの使いものにならないメモであることを許容する。
  その落書きの中から「すごく使える」アイデアが生まれてくる。
  だから落書きをバカにしてはならない。

●ただ、紙に手書きしていると膨大な紙の山ができあがるのが難点だ。
大切なものが埋もれてしまうので、紙を捨てるなり整理するなどのルールを決めておかないと管理が大変になる。

●そこで注目したいのが昨年末、Amazonから発売された新しい電子端末「Kindle Scribe」(キンドル スクライブ)だ。
「Scribe」には「書くこと」「作家」「ジャーナリスト」という意味がある。従来の電子書籍端末「Kindleシリーズ」の最上位機種で、付
属のペンで読書中に手書きメモがとれる。また、ノート専用端末としても利用できるスグレモノで、これ一台で読書もアイデア整理もできてしまうのだ。

●iPadとAppleペンシルで手書きノートを数年前に試したことがある。
最初は感動して使っていたが、ガラス板の上にペンで書くような感覚がなじめず、使わなくなっていた。
ところがこの「Kindle Scribe」は紙に書いている感覚にすこぶる近い。
とても書きやすいのだ。毎日使う道具なので心地よい「感覚」は非常に重要なポイントだと思う。

●読書スタイルも一変しそう。本を読みながら気づいたことがあれば本に手書きメモの付箋を貼れる。
従来のKindle端末にもメモ機能はついていたが、キーボードで入力する必要があった。ところがその漢字変換システムが使いづらく、メモ機能を利用したことはほとんどなかった。ところが今回は手書きの付箋メモが使えるので、能動的に本とかかわることができるのだ。

●なにはともあれ、この新しいKindle Scribeの機能や使い方に関してセミナーをやることにした。
「Kindle Scribe」でできること、できないことを解説し武沢流活用術もお伝えする。

◆日時:2023年2月10日(金)18:00~19:00

◆タイムスケジュール

・第一部 武沢スピーチ(45分) 
    Kindle Scribeでできること(基本機能、応用機能)
    武沢流Kindle Scribe活用術(読書編、ノートブック編)
・第二部 質疑応答、意見交換(15分)

◆参加費用:ライブ受 講:2,200円(税込)
      録 画 受 講:1,320円(税込)

参加者にはもれなくセミナー録画が視聴できるURLを翌日お昼までに
お送りします。復習にお使いください。
当日ライブ参加できない方は「録画受講」をお申し込み下さい。翌日お昼までにお送りします。

◆主な対象者
・Kindle Scribeを持っている人
・Kindle Scribeに興味がある人

ご質問がある方は参加申込み時にコメント欄にお書きください。
セミナー時に回答いたします。

★Kindle Scribe活用法セミナー
 http://ganbare.biz/comon/kindle-scribe/